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前回の東京オリンピックが開催された1964年(昭和39年)、シンザンが三冠馬になりました。


シンザンの偉業を称えて、1967年(昭和42年)にシンザン記念が創設されました。

シンザンが三冠馬になって以降、JRAのキャッチコピーは「シンザンを越えろ」でした。


競馬界全体で、シンザンを越えるような強い馬を育成していこうというのが競馬界の目標でした。


現在、レース名に馬の名前だけがあるレースは、セントライト記念とシンザン記念の2つだけです。


共同通信杯には、トキノミノル記念というサブタイトルがついていますが、馬の名前だけがあるレースではありません。


3月8日(日)に、「弥生賞ディープインパクト記念」が実施されますが、JRAはセントライト記念やシンザン記念のように、馬の名前だけをレース名にした「ディープインパクト記念」ではなく、「弥生賞ディープインパクト記念」というレース名にしてきました。


JRAとしては、ディープインパクトでも、まだ「シンザンを越えていない」という判断なのだと思います。

JRAの「シンザンを越えろ」のキャッチコピーに託した思いは、今でも継続しているのです。


これからの時代、「シンザンを越える」馬の出現を待望します♪