
お店に来る競馬好きのサラリーマンの雅浩の影響で、最近、競馬に興味を持ち始めたキャバクラ嬢のひとみとサラリーマンの雅浩、そして謎の老馬券師・うにくら老人との会話を通じて、競馬予想の楽しさをお伝えする、ひとみのナイショのお話の第7話です♪
◆登場人物

キャバクラ嬢。
最近、競馬にハマッていま~す♪

某競馬場の近くにある会社に勤務するサラリーマン

数々の高配当を的中してきた、謎の老馬券師。
【キャバクラQueenにて】
ひとみ
「うにくらさん、新潟競馬場の直線1000mのレースは、外枠の馬が有利だと言われていて、実際に外枠の馬が活躍しているけど、なぜですか?」
雅浩
「ひとみちゃん、新潟競馬場の直線1000mのレースは、出走馬が外側の柵を頼りながら走れるから、外枠の馬が有利なんだよ」
ひとみ
「柵?柵なら内側にもあるわ」
うにくら老人
「通常、競馬の騎手は、できるだけ最短距離を走りたいと思うから、どの競馬場でも、たくさんレースをすればするほど、内側の芝が荒れてきて走りにくくなるから、新潟競馬場の直線1000mのコースも、内側よりも外側の方が走りやすいという理由があるのじゃが・・・」
うにくら老人
「実は、新潟競馬場の直線のコースは、コースの真ん中から外側の方が内側より高くなっているのじゃ」
ひとみ
「えっ?そうなの?
びっくり~」
雅浩
「内側より外側の方が高くなっているという事は、内枠の馬に騎乗した騎手が、レース中に、外側に行こうとしても、段差があるから、走りながら外側には行きにくいのですね」
うにくら老人
「その通りじゃ。
それと、馬は草食動物で、肉食動物の襲撃から身を守るために、周囲が見渡せる高い位置が好きなのじゃ。これは動物としての馬の本能なのじゃ。
だから、外枠に入った馬は、高い位置で気分良く走れるから好走する事が多いのじゃ」
ひとみ
「私が飼っている猫も高い場所が大好きだわ」
うにくら老人
「猫も、ネズミなどの動きを高い位置から見下ろしながら獲物を狙うという動物としての本能で、高い場所が好きなのじゃ」
ひとみ
「うにくらさん、新潟競馬の直線1000mのレースは、外枠に入った馬の中で、人気がない馬から馬券を買えば、高配当が的中できる可能性がありますね♪」
うにくら老人
「その通りじゃ。外枠に入った馬は人気になる事が多いのじゃが、人気がない馬に注目するのじゃ」
雅浩は、11日(日)の新潟競馬12レース(芝1000m)で、18頭立ての15番人気で2着になった外枠・8枠16番のエムオールビーの大爆走を思い出しているのだった・・。