e-sailing活動報告 | 滋賀大学ヨット部のブログ

滋賀大学ヨット部のブログ

滋賀県彦根市にある滋賀大学彦根キャンパスをベースに活動している、体育会所属の部活動です。ヨット部の活動について現役部員が紹介します!

 75代徳和目 脩太(シュウトク)です。e-sailingの活動について報告させていただきます。

 Virtual Regatta Inshore(通称VRI)は72代池田主将のもと、始まりました。これはただのヨットゲームでなく、オリンピック種目として正式に採用されているe-sportsです。滋賀大は2021年度からeセーリング学生王者決定戦(通称EGOK)に参加しています。そして3/9(土)に開催された『2023年度春期eセーリング学生王者決定戦 団体の部 - All Japan Collegiate Team Cup 』にて72代池田(CLM26rei)、74代寺嶋(Sabosan)、75代徳和目(シュウトク)の3艇で出場し、”3位”を取ることができました。

 当日のレース内容を簡単に説明します。参加校は全12校で予選5レースと予選を勝ち抜いた上位6校による決勝2レースで順位が決まります。まず1〜4Rは無難に走り、全レース3艇平均7位に抑え、滋賀大は予選突破ラインの6位を上回り5位につけることができました。しかし5RにSabosan4位ながらCLM26reiとシュウトクが17位、18位と叩いてしまい予選突破は厳しいと思われました…が、1カット(=5Rまでの最低得点を除く)のおかげでなんとか5位につけて予選を突破することができました。この時点で賞金ラインの3位まで12点で追いつける範囲にいました。そして上位6チームによるゴールドフリートで2レース行いました。

 6Rは3艇平均10位と無難にこなしました。現時点で1位横国B65点、2位横国A115点、3位早稲田117点 4位東工大A118点 5位滋賀大125点 6位京都大138点と2~5位が接戦となり勝負の行方は最終レースへとなりました。

 まず自分がリコールをしてしまい、最下位スタートとなり1上時点でも最下位でした。しかしSabosanが圧倒的速さで、2位が追いつけないほどの差をつけて1位を走っていたので自分とCLM26reiは心置きなく順位を伸ばすことに集中できました。1下ではオリンピックeスポーツシリーズ出場経験のあるFUNe_Yuko(横国B)さんとのジャイブマッチになり1度ペナルティをかけられましたが最終的にこちらがペナルティをかけることでジャイブマッチに勝ち、自分が下マークを8位、CLM26reiが16位で回航することができました。そこから上りで順当に順位を上げて2上は自分が8位、CLM26reiが10位で回航。最後の下りは二人ともノーケースを心がけ、最終的にSabosan1位、シュウトク9位、CLM26rei10位と全員で20点という、7Rにおいて1位の点数を叩き出しました。最終結果は1位横国B89点 2位横国A138点 3位滋賀大145点 4位早稲田152点 5位東工大A153点 6位京都大169点となり滋賀大は”3位”で終えることができ、初の賞金とエアロ試乗券(葉山)を手に入れました。詳しいレース展開はこちらをご覧ください。https://www.youtube.com/live/9PUvFd9VqGE?si=XpoCJPhzdRS2e9jm (1:57:00~最終レース)

 無事3位を取れた滋賀大ですがまだまだ課題はあります。3人の中で1番良い点数を出したCLM26reiさんが卒業するのでその穴を埋めることも大変ですが、部内にeセーリングが普及していないことの方が課題であると考えています。今回1位、2位を取った横浜国立大学は20人を超える人数でいつも部内レースするなど、部としてeセーリングを活発に行なっており日々強くなっています。強くなるためには部内の底上げが必要だと考えています。またeセーリングが速い大学の多くはインカレにも出場しているのでeセーリングが速くなることがリアルのセーリングにもつながると考えています。


 ここまでは部活の報告で、ここからは自分(シュウトク)の個人的な報告となります。自分はチームレースを熱心にやっており日々ナショナルチームの方に扱かれています。そのおかげかハンドリングも上手くなり他艇にペナルティをかけることも上手くなり楽しんでおります。