滋賀大学ヨット部のブログ

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滋賀県彦根市にある滋賀大学彦根キャンパスをベースに活動している、体育会所属の部活動です。ヨット部の活動について現役部員が紹介します!

こんにちは。470級スキッパーで、470級クラスリーダーを務めております、3回生の中室陽太です。2024/6/29.30に行われた近畿北陸学生ヨット選手権個人戦について報告いたします。


29日は2〜4m/s、220〜240°の風の中2レース行われました。1レース目はまだ風は上がっておらず、動作で大きく煽ったり、風の振れを予測して有利な方の海面を選択した艇の伸びが大きい印象でした。私自身はクルーとコミュニケーションを多く取ること、上位艇の選択する海面を観察しておくことを先週の夏季大会から学び実践できたため、レースの経験と反省を活かした、満足のいく展開ができたと思います。


2レース目は風が上がり、ブローでの風の強弱や振れが激しい状況下でのレースとなりました。大きなブローでは沈艇も見られ、冷静に周りの状況を把握し、ブローに対処するセーリングが求められました。これほどの風域になると、特に動作面でスピードを落とさずできるかどうか、他大学との差が浮き彫りとなり新たな課題と感じたレースでした。


30日は1.5〜2m/s、15°の風の中1レース行われました。出艇してから昼頃になるまで風は上がらず、風向・風速ともに予報とは大きく異なる中でのレースとなりました。風が弱い中でのレースとなったため、1レース目と同様に風の振れや艇速を重視したセーリングが求められるレースでした。特に470はランニングで他大学との艇速の差が大きくあり、実力差を痛感しました。


2週間連続での大会となり、課題もたくさん出たレースでしたが、課題だけではなく練習の成果も出せたレースとなりました。特に470は、6月中はスタートに重点を置いて練習し、レース最初は苦戦しつつも段々第1線でスタートを出せるようになった艇も多く、実際のレースの緊張感をもって練習の成果を出せたことは貴重な経験となったと思います。まだまだ実力は発展途上ではありますが、次のステップへ上がるためのきっかけとなるようなレースができたのではないかと感じました。


また、この2週間の大会は多くの方々のご協力により無事大会を終えることができました。最後になりましたが、運営に来ていただいた養父さん、中島さん、須賀さん、谷口さん、石崎さん、本当にありがとうございました。


これから7月・夏休みへ入り、8月の新人戦に向けての練習へ切り替わっていきます。目標への達成へ向けて、チーム1丸となって練習に取り組んでいこうと思います!今後とも応援のほどよろしくお願いいたします。最後までお読みいただきありがとうございました。


・今大会の成績

○国際470級(全35艇)

道下/藤元  101点

29-36(DNF)-36(DNF)

中室/山本  102点

30-36(DNF)-36(DNC)

岡本/田中  108点

36(DNF)-36(DNF)-36(DNF)


○国際スナイプ級(全36艇)

寺嶋/徳和目 93点

37(DNF)-29(STP)-27

谷口/植田 109点

37(DNF)-35-37(DNF)