皆さん、こんばんは。本日も診療終了後に更新いたします。
大分県臼杵市唐人町、陶山歯科医院院長の陶山直昭です。
昨日は天皇誕生日で祝日でしたが、大分県歯科医師会館で
AM 10:00から開催された、大分県スポーツ歯科学会主催の
スポーツマウスガード講習会に、出席してまいりました。
先月だったか…数年前は私と同じ、臼津歯科医師会に所属し
今は大分市で「タカサゴデンタルオフィス」を開業されている
近藤剛志先生から誘われて、今回出席させていただきましたが
近藤先生は、大分県唯一のスポーツ歯科認定医であります。
(「タカサゴデンタルオフィス」のホームページはコチラ)
実は私も大分県スポーツ歯科学会に入会しており、これまでも
何人かの患者さんに、マウスガードを作ったことがありますが…
それは文献等を見ながら製作した、自己流のものだったんです。
このように、ちゃんとした講習を受けたことはなかったもので
やっぱり自己流ではいかんと…本講習会は絶好の機会でした。
(2種類の自分用のマウスガードを製作しました。)
今回は自分の模型で、マウスガードを作ったわけなんですが…
製作に入る前、日本大学松戸歯学部スポーツ健康歯科教授の
川良美佐雄先生が、スポーツ歯科概論の講義を行ないました。
この講義は、本当に自分のこれまでの概念を覆すものでした。
我々はスポーツ選手は、物を投げたり持ち上げたりする時に
「歯を噛み締めている」というイメージを、持っているんですが
ハンマー投げの室伏広治選手や、ヤンキースのイチロー選手は
投げたり、インパクトする瞬間は、噛み締めていないんです。
重量上げの選手が、雄叫びを上げながら持ち上げている場面を
見たことがある人も多いと思いますが、実は噛んでいません。
川良先生によると、下顎の固定が瞬時に行なえることが大事で
それには顎二腹筋という筋肉が、重要な関与を担うそうです。
(この日に使用した機械は、当医院のものに比べて最新型!)
野球選手の中には…打つ瞬間に舌を出している方もいますが、
それは無意識のうちに、下顎を固定しているためのようでして
こうして考えると、スポーツ歯科学というのは奥が深いもので
まだまだ未解明な部分が多いと思いますし、面白い分野です。
スポーツマウスガードは、もちろん外傷の予防に不可欠ですが
楽に顎を固定出来る作用もあり、顎関節の負担も減るんです。
川良先生によると、装着しても運動の仕事量や最大仕事量には
あまり関係ないそうですが…先に述べた顎二腹筋の負担が減り
その選手が持っている能力を、発揮しやすくなるそうなんです。
また衝撃による脳震盪を予防する効果も、あるみたいですね。
昨日は2種類のマウスガードを、実際に作ってみたわけですが
特に最後の仕上げのやり方等、たいへん参考になりました。
近藤先生からは、いろいろと細かい極意や使用器具について
教わりましたが、こういうことは文献にも記述されておらず
やはり実際に講習に出なければ、分からないものであります。
(最後の仕上げ…文献にも書いていない裏技です。)
これで少しは、私が作るマウスガードの精度も…ちょっとは
マシになったのではないかと思いますので、乞うご期待!
大分県臼杵市唐人町、陶山歯科医院院長の陶山直昭です。
昨日は天皇誕生日で祝日でしたが、大分県歯科医師会館で
AM 10:00から開催された、大分県スポーツ歯科学会主催の
スポーツマウスガード講習会に、出席してまいりました。
先月だったか…数年前は私と同じ、臼津歯科医師会に所属し
今は大分市で「タカサゴデンタルオフィス」を開業されている
近藤剛志先生から誘われて、今回出席させていただきましたが
近藤先生は、大分県唯一のスポーツ歯科認定医であります。
(「タカサゴデンタルオフィス」のホームページはコチラ)
実は私も大分県スポーツ歯科学会に入会しており、これまでも
何人かの患者さんに、マウスガードを作ったことがありますが…
それは文献等を見ながら製作した、自己流のものだったんです。
このように、ちゃんとした講習を受けたことはなかったもので
やっぱり自己流ではいかんと…本講習会は絶好の機会でした。
(2種類の自分用のマウスガードを製作しました。)
今回は自分の模型で、マウスガードを作ったわけなんですが…
製作に入る前、日本大学松戸歯学部スポーツ健康歯科教授の
川良美佐雄先生が、スポーツ歯科概論の講義を行ないました。
この講義は、本当に自分のこれまでの概念を覆すものでした。
我々はスポーツ選手は、物を投げたり持ち上げたりする時に
「歯を噛み締めている」というイメージを、持っているんですが
ハンマー投げの室伏広治選手や、ヤンキースのイチロー選手は
投げたり、インパクトする瞬間は、噛み締めていないんです。
重量上げの選手が、雄叫びを上げながら持ち上げている場面を
見たことがある人も多いと思いますが、実は噛んでいません。
川良先生によると、下顎の固定が瞬時に行なえることが大事で
それには顎二腹筋という筋肉が、重要な関与を担うそうです。
(この日に使用した機械は、当医院のものに比べて最新型!)
野球選手の中には…打つ瞬間に舌を出している方もいますが、
それは無意識のうちに、下顎を固定しているためのようでして
こうして考えると、スポーツ歯科学というのは奥が深いもので
まだまだ未解明な部分が多いと思いますし、面白い分野です。
スポーツマウスガードは、もちろん外傷の予防に不可欠ですが
楽に顎を固定出来る作用もあり、顎関節の負担も減るんです。
川良先生によると、装着しても運動の仕事量や最大仕事量には
あまり関係ないそうですが…先に述べた顎二腹筋の負担が減り
その選手が持っている能力を、発揮しやすくなるそうなんです。
また衝撃による脳震盪を予防する効果も、あるみたいですね。
昨日は2種類のマウスガードを、実際に作ってみたわけですが
特に最後の仕上げのやり方等、たいへん参考になりました。
近藤先生からは、いろいろと細かい極意や使用器具について
教わりましたが、こういうことは文献にも記述されておらず
やはり実際に講習に出なければ、分からないものであります。
(最後の仕上げ…文献にも書いていない裏技です。)
これで少しは、私が作るマウスガードの精度も…ちょっとは
マシになったのではないかと思いますので、乞うご期待!