音譜
えり〜もの春はぁ〜♪
何もない〜春でぇ〜す〜♪


のどかな春だなぁカエル
もう、そういう事にしとこうか…🤔
いやいや、そうじゃないけどねハチ

そう言えばキラキラ
僕って、歴史好きな事で有名ですよね。(あっ!?誰も知らないか。)
話は飛びますが、、昨年は歴史の名所を散策して来ました音符

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こちらは飛鳥(奈良県)です。
平安時代よりも奈良時代よりも昔、飛鳥に都があったんですね合格
写真は『聖徳太子生誕の地』です。

関西には京都や奈良という古都があり、大昔の遺跡がちゃんと残ってたりするのですね。近隣の人は逆に見過ごしがちですが、貴重な物件がまだ掘り起こせる可能性があります。

「歴史は変わらない」のではなく、新たな遺跡が出たりすると確実に変わります。それまでの説は取り消され、証拠の出た説が採用されます。教科書さえ書き換えられるのですから、歴史は変わるんです。

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畑の奥に見えるのが『飛鳥寺』
これが日本最初の寺です。

日本最初の寺として有名な筈ですが、畑の真ん中にあり、正直どこにあるのか分かりませんでした。。近くに「飛鳥寺ココ!」という看板も見当たりません。

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飛鳥寺(表玄関)


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『本尊飛鳥大仏(釈迦如来坐像)』
日本最古の仏像です。

飛鳥寺の内部は撮影OKでした。ご自由にどうぞと言われました🙇🏻
何ともありがたいご配慮ですね。

お寺の人が来られて、来訪者一同に『飛鳥寺』の解説をして下さいました。
この大仏も平安.鎌倉の火災で補修されたものの概形はかなり昔のままに留められていると。飛鳥寺には何度も危機があったそうですが、その度に地域の人々が守ってくださり、この寺と仏像を残したいという民衆の思いが強かったのだと…
そんなお話でした。

聖徳太子や蘇我氏の時代は、皇位継承の争いが絶えず、有能な政治家だった筈の聖徳太子も摂政としての活躍。皇位は得られなかったわけです。日本最初の寺『飛鳥寺』を建てた蘇我馬子は大化改新によって一族を滅ぼされ、「逆賊」として歴史に残ってしまいました。
詳しくは分かりませんが、おそらくその為に『飛鳥寺』の価値も忘れさられる日々が続いたようです。

そんななか、民衆の思いがあってこの仏像や寺が今も残されている…そう考えると何かジーンとしますね。

本当の歴史とは何でしょうか?
時の権力者により書き換えられて来た史実であれば、何を信じてよいのやら…

それでも、この時思ったのです。
村の人々は知っていた、書き残すこともなく、上に何かを訴えることもなく、しかし何が真実で何を後世に残すべきかを、ちゃんと知っていた、、
だから今、私が有難い大仏さまに出会えたのだと。

真実を隠蔽する権力者や、「勝ち組」を自称する輩が、表向きは「良い思い」をしているように見えるかもしれません。
しかし、本当の事を捻じ曲げて何かを得たとしても、気持ちの良い晴れやかな心で暮らしていけるとは思えません。



人間どうしの争いを歴史書に書き残し、誰が勝ったか負けたかを繰り返す…権力を握る一族と、滅んでいく一族と。

そのような中で、
自然の神々は四季を与え、幾千の時を経て、また新しい春がやって来るのであります。


引用:『襟裳岬』森進一(歌)