生きろ! | ゼンとイチ

ゼンとイチ

隠れ腐女子の心の叫び☆

ある利用者がいつも身体を動かす度に痛い痛いと泣く

左腕は動くもののやや変形し関節が痛いようだ

膝もある程度で曲がり大腿部が痛い様子

それでも食事は自力で食べるし、安易に寝たきりにも出来ないから車椅子に移乗する

やっぱり身体が痛い

「痛い 痛い 痛い!」


そう言って泣く

心無くも…ちょっと大げさなんじゃない?なんて思ってしまう

でも実際の痛みなんて他人に分かるわけもない


そしてまたその利用者は言った

「痛い痛い…嗚呼、もう死んだ方がいいんかね?」

悩むところ

普段なら空々しくも「そんな事ないよ」なんて事務的な返答をするけど聞いてみた


『生きたい?生きていいよって言ったら痛くても生きたい?』


利用者は「それでもほんとは生きたい」って言った


みんなお年寄りは下の世話までさせてごめんねとか、殺すなら殺せ!こんなとこ!とか早く死にたいとか言うけど


みんなほんとはまだ生きたいんだって






私は、どうかな?



最後にやっぱり「こんなお世話かけて死んだ方がいいでしょ?」と言われたから

また空々しく私は

「子どもさんがいるでしょ?子どもはね、お母さんにはね生きてて欲しいんよ。どんな姿でも、状態でもお母さんには生きてて欲しいんよ」

なんて言った

心の中で偽善だなと思いながらもちょっと本音も混ざってた

そう言うとその利用者は泣いた

泣いてありがとうって言った


なんか…な…


生きたいのは本能