前回に続いて超広角レンズLAOWA 10mm F2.8 ZERO-D FFのレビューです。
このレンズ、千葉の房総方面へ小旅行に行った際にも重宝しました。
ドリプレローズガーデンの猫様です。
レンズ名にもついているZERO-D(ゼロ-ディストーション)は伊達ではなく、
強い遠近感は出しつつ主題となる猫様は歪まず撮れました。
【同じくローズガーデンのベンチ】
何気ないスナップですが、ベンチを見下ろす角度で撮ると殆どのレンズは
空までは入れられないので構図の自由度が高いレンズとも言えます。
【鋸山の山頂から撮った東京湾】
超広角レンズ独特の雲の流れ方は流石。
9mmと最広角の焦点距離のLAOWA 9mm F5.6 W-Dreamerと較べても遜色ない印象です。
武田川コスモスロードで撮影した1枚です。
近接撮影ではメインの被写体を引き立てるボケを得られました。
東京ドイツ村のコキアです。
撮りたい景色をさらっと撮れる旅レンズにも最適な1本です。まとめ
10mmという焦点距離とF2.8という明るさに加えてレンズ先約4cmまで近づいて撮影できる接写力。
ついつい「このレンズならでは写真を撮らねば」とかいうような意識が働きがちですが、
使い慣れるうちにこのレンズの本質は【撮影の自由度の高さ】だと感じました。
寄って撮っても良し撮っても良し。
あおって撮影しても平面で撮っても良し。
レンズの特性上、画像補正無しでは周辺減光が多少ありますので
補正しても良いし味として活かしても良いですし、
トリミングで12mm相当までクロップして目立たなくしても良いし
なんならAPS-C機につけて最も周辺減光の無い15mm相当のレンズとして使っても良し。
撮りたい物を撮りたいように撮っていれば自然と違いが出るレンズです。





