熊本地震、本震から8年。

 

当時のことを思い出して、心臓がバクバクする息苦しさは、

 

流石に今は、ありません

 

【忘備録】

 

後から余震だったと言われた1回目の地震の時、

 

ちょうど入浴中で湯船に浸かっていました

 

横揺れが長く、お風呂のお湯が揺れに合わせて波打っていたのを今でもよく覚えています

 

住んでいた町は、震度5弱

 

棚の物が少し倒れる、落ちるくらいで目立った被害は、ありませんでした

 

翌日、職場の同僚達とも地震時、我が家は、こんな状況だったと情報交換

 

「大したことなくて良かったね!」お互い被害が無かったことに安堵し、笑い合いました

 

二日後、未明に突然、ど〜んと下から突き上げるような縦揺れ

 

大勢を変えようと動こうにも何かにしがみついていないとベッドから振り落とされるような長く激しい横揺れ

 

今まで経験した事のない大変、激しい揺れに揺れが治ってからもなお、恐怖と放心状態

 

他の部屋にいた子供達の安否確認、大丈夫だったのを確認してほっとしたのも束の間

 

重なる余震に自宅で過ごす事の不安を感じ、犬も一緒に車中泊

 

そんな不安な中、lineで職場の同僚達と安否確認、励ましあい

 

今、怖い思いをしているのは、自分だけではない、一人じゃない

 

繋がっている心強さ、落ち着きを取り戻し、一夜を過ごしました

 

町の震度6弱

 

棚やテーブル上の物は、全て下に落ち、壁も亀裂が入り、掃き出し窓も歪んで開閉もできず

 

停電になり、暗くてわかりませんでしたが、寝室のタンスが倒れていました

 

揺れの最中に立ち上がっていたら、直撃していたかもしれません

 

地震後、断水、停電。パトカー、救急車、ヘリコプターの騒々しい音が鳴り響いていました

 

積み上げられた災害時の沢山の廃棄物の山

 

一日で世界が変わってしまった

 

震災後、物欲がほぼなくなりました

 

執着を手放し、身軽でいようと

 

大切なものを見つめ直す時間になりました

 

震災から8年、県外の方々の応援ご協力もあり、復興も進んできました

 

ありがとうございました

 

陥落した阿蘇大橋の一部を対面側から見られる展望所があります

 

崩れかけた橋の一部は、そこだけ時が止まった様に見えます

 

亡くなられた276人の皆様のご冥福を心よりお祈り申し上げます