輝け、夫!すわこです。
うちの夫、オーラが無いって言うか、個性が足りないって言うか、なんか物足りないんですよね。
よくも悪くも普通なので、特段印象に残らないの。
だから私、アドバイスしたんですよね。
見た目にもう少し気を使った方がいいんじゃないかって。
髪型変えたらどうかって。
モーレツヘアが、いいんじゃないかって。
似合うと思うよって。
モーレツヘア、ご存知ですか?
床屋さんに行くたびに提案してるんですけどね。
被せ気味に否定して出かけてしまうので話になりません。
似合うと思うんだけどな。
残念。
さてと。
娘と実家に遊びに行った時の話です。
実家に行くと甘やかし放題のおやつを貰えるので、娘は実家もばあはも大好きなのですね。
昨日はハーゲンダッツとハーゲンダッツと桃と豆餅とうなぎご飯を貰ってましたわ。
(贅沢にもほどがある。)
流石にハーゲンダッツ2つは食べすぎじゃないかと最もらしい理由をつけて一つ食べようとしたんですけど、2つ食べたいからダメだと断られました。
ノーと言える女に育ってママは嬉しいよ。
こんなだから当然夕飯なんて食べられないけれど。おやつだけでむしろ我が家の夕飯よりも栄養満点になってるから、なんの心配もない。
それでも一応。
おやつをこんなに食べたら夕飯食べなくなっちゃうじゃん、もー。と心にも無い事を言ってみると。
そうやって文句さえ言っておけば礼も言わずに済む。一番いい方法だ。と、母。
むー。
妖怪可哀想の仕組みを一言で表現する。
さすがは人生の先輩の言葉には心理が詰まっている。
そんなこんなで、母親の裏系心屋マインド(表現に若干の毒がある。)に感心しながら帰り仕度を始めると。
唐突に、母が言ったのです。
母:娘ちゃん、金正恩の妹に似てる。
テレビにでてくるたびにじいじと話をしてる。
私:はあ??( *`ω´)
何て失礼な!
咄嗟に不快の意を表明したんだけど、0.2秒後に思いました。
ああ、似てるな、って。
そもそも母は最初から感じの悪い事など言っておらず、ただその発見の事実を伝えただけだもの。
それをたまたま。
私が夫に対して、少しばかりの悪意と興味本位を持ってモーレツヘアを勧めてたもんだから、つい母にも悪意があると感じてしまっただけで。
前者の放つ悪意は、自分を滅ぼすような気がする。
ミイラ取りが…。
ブルブル。
ちなみに。
似てると思ったその瞬間から、金正恩の妹さんにはめっちゃ幸せになって欲しいと思っています。
余計なお世話ですけど。
とっくにモーレツに幸せかもしれませんけど。
(政治の事はよくわかりませんが、実は可愛いと思う。)
娘が反抗期を迎えたらきっと、こんな冷ややかな眼差しで蔑まれるんだろうな。
ちびる…。
ブルブル。
ブルブル。
P.S.
我が家でモーレツヘアと呼んでいるこのヘアスタイル。公式には覇気(はき)ヘアと言うそうで。
なぜ、モーレツヘアになったんだ、我が家…。
床屋さんでオーダーする際はお間違え無いようご注意下さい。