”坂本龍一さんが3月28日に死去(71歳)”のニュースは世界中に走った。さすが有名人。
続いて、
”ムツゴロウ畑正憲(はた・まさのり)さんが4月5日死去(87歳)"
どちらも、年齢はそこそこ高齢とはいえ、活躍中だったころのイメージが強く、
多少の驚きを禁じ得ない。
しかし70歳~80歳台の人達とゴルフをしている現実もあり、
人の寿命とはなんとも不思議なものがある。
例外なく100%、必ず全員が死ぬわけなのだが、
それが明日、自分だとは絶対に思わないのが死。
でも連続性とは無関係に突然訪れる死もあり、なんとも人とははかないものだ。
TVドラマで、「80歳のじいさんがスーパードクターに手術をしてもらって助かった!ばんざ~い!!」孫が登場して「おじいちゃ~ん!」みたいなシーンを見るが、何の意味があるのかと思ってしまう。
病気で80歳で死ぬのは悪で、老衰で70歳で死ぬのはいいのか?100歳まで生きる!!でもいいが、そんなのレアケース。
”余命”でみると、例えば80歳まで生きられた男性達の、残りの平均生存期間は9.22年と、平均寿命からみると意外と長い。(80+9.22=89.22 >> 82)。
でも、平均値。一人だけ120歳まで長生きしてしまうと、他はバッタバッタと死んでいても平均は高いままという現実もある。
実際に、ほどんどの人が死んでしまっていても、超一部の長命者が引き上げているだけで、半分以上の人達は平均余命以前に息絶える。
立て続けに有名人が亡くなると、いろいろ考えることが出てきてしまう。
1947年にさかのぼると、当時平均寿命は男性が50.06歳、女性が53.96歳
1950年には、男性58.00歳、女性61.50歳
1960年には男性65.32歳、女性が70.19歳
が日本人の昔の平均寿命(0歳児の平均余命)だったそうで、80歳台の人たちが生まれた時の平均余命からみると
22年長生きできた計算。
私は後、2年で平均寿命(1960年時点の0歳児平均余命)が終わる。
しかし63歳でも生きているから平均余命は21年となっている。
とはいっても平均、明日死ぬかもしれないし10年後かもしれない。
あと30年とか40年生きるという話は確率的に恐ろしく低い。
でも100%いつか我が身の死。
他人事のように読んでいるあなた。他人事ではないのです。