令和千本桜の話 | いえ、起きてます・・・

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すわいつ企画のリーダー、すわいつ郎がやってるブログです。
すわいつ企画はお休み中。

千穐楽後、久々のオフをまるっと一日寝て過ごし、ようやく復活しました。

 

改めまして、令和千本桜。誰一人欠けることなく完走することができました。

 

稽古をして、幕が上がり、千穐楽を迎える。

 

そんな当たり前だったことが当たり前でなくなってしまったご時世の中、

劇場まで足を運んでくださったお客様、

配信で応援してくださったお客様、本当にありがとうございました。

 

稽古が始まってから千穐楽を迎えるまでの約40日。

座長コロッケさんの器の大きさにどっぷりと身をゆだねさせていただき

めちゃくちゃ密度の濃い充実した時間を過ごすことができました。

 

今回の役、喜三太は他のキャラクターとは違ってフィクションの人物ながら、

セリフの中にもあったように幼いころから義経様に仕えており、

義経記の中では五条大橋の場面からすでにいるキャラクターのようです(違ってたらごめんなさい)。

 

下男だし、他の三人と違い苗字もないので、

当初用意されていた衣装は

イメージカラーの青・紺だけのとてもシンプルなものでした。

ところが衣装合わせで実際袖を通してみたところ、

コロッケさんや健介君から「喜三太のイメージじゃない」とツッコミが入り、

もっと暖色の色を取り入れようとなった結果、こんなんなりました。

暖色の水玉が全身にちりばめられただけでなく、

衣装を担当されたミニーさんの「もうすぐハロウィンだもんね」って茶目っ気で

左右の肩と袖口に合計4つのパンプキンが紛れていますw.。

気づいてくだったお客様もいらっしゃることをご本人にもお伝えしたところ喜んでいらっしゃいました。

 

イメージカラーは衣装だけでなく、

こんな風に鎧や刀、ハチマキ、山伏の時の杖にさえも使用されていました。

スタッフさんのこだわりに頭が下がります。

 

そしてずっと一緒だったこの方々。

ちょいちょい人のこといじってくるけど、誰よりも周りに気を遣ってる健介くん。

ずっと明るく元気に動き回りながら、礼節もしっかりしてて向上心の高い陣くん。

毎公演前に歌合わせに付き合ってくれて、実は中々の天然様だった祥くん。

3人がいてくれてとても安心でした。

ボケボケな年長者を優しく受け入れてくれて感謝です。

 

舞台でもショーでもずっとかっこよかったカイさんは

稽古場や舞台袖でトコトコとやってきて

僕のお腹をポンポンして去っていく時があり、それがたまらなくかわいかったです。

 

座長のコロッケさんはお芝居中の笑いの取り方や間を丁寧に教えてくださいました。

中でも印象的だったのが、劇中のラストシーン!

台本上では義経様自害の辺りからラストまでは義経と弁慶二人きりのシーンだったのですが、

コロッケさんが「ここに4人がいないのは嫌だ」とおっしゃり、

4人が1人づつ登場してラストを迎えるあのシーンが出来上がりました。

誰よりも作品を愛していらっしゃり、ずっと笑顔で楽しい座組を作ってくださいました。

 

共演者のこととか舞台でのこととか語りたいことはまだまだあるのですが

いったんこのくらいにしておこうと思います。

 

最高に楽しい座組・作品でした。本当にありがとうございました!!