辰野町休眠不動産見学会に参加してきました。2017/7/22(土)
先日に、岡谷市のとなり 辰野町で開催された「休眠不動産見学会」に参加させていただきました。
辰野町は、昭和40年頃を中心に、鉄道の貨物荷降ろしの要所として人々が多く集まり栄えた場所だとのこと。
私は隣の岡谷市川岸出身ですので、高校の同級生には辰野町出身の友人がたくさんいました。 その頃には、そんな話は出ませんでしたので、興味深い話でした。
町並みというのは、その地域の歴史をそのまま反映するもので、その昔にはどんなことが栄えた場所だったのかに大きく影響を受けていきますし、残っていきます。
物流の中心が鉄道からトラックに変化して、そこに住む人々も各家庭ごとや個人で車を持つようになり、駅前の商店街から郊外のロードサイド大型店に利用の中心が変わっていったことが町並みを変化させているのでしょう。
さて、今回は そのような現在で、辰野町商店街で休眠状態になっている不動産に注目して、再利用の方法を見つけてみるとか、不動産に興味を持って住み始めたい、そんな方を対象としたイベントでした。
(私は参加申し込みの際に、茅野市の不動産屋なのですが、イベントの趣旨や企画運営に興味があるので参加させてもらうことをご了解いただいた上での参加でした。)
さて、イベントに戻ります。
今回の休眠不動産というネーミング、地域のなかにあり利用されていない不動産のなかで、不動産屋などを通して次の利用者を募集したりしていない不動産、という位置付けとのこと。
私も自分で不動産を扱っていて感じるのですが、所有者の方も様々な理由を持っていて、不動産屋を通してまで積極的に借り手を探す、というスタンスでいる所有者ばかりではないということがあります。
15人位で街をあるきながら、地域の歴史の話がまじりながら移動していきます。
私が最も興味を持ったのが、昔のアイスクリーム屋さん。
外観もかわいいですし、扉も好みです。中も雰囲気のある店鋪となっていました。
この建物、レトロな雰囲気好きな人だったら萌えるだろうなと感じます。
2時間ほどのイベントでしたが、とてもよい経験をさせていただきました。
普段だと、自分が不動産の見学ツアーの運営者側であったり、その他イベントの企画側であったりするので、他の方や他の自治体の方が企画運営してくれるものに参加させていただくと、非常に勉強になります。
それに加えて、地域には歴史があり、それが町並みをつくる。
そんな当たり前のことを感じられるよいイベントでした。
蓼科企画 西村
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