■昨日は、

会社員が組織を出るとか出ないとか
考えているときの最大の要因は

「おまんま食べれるのか」
「お金大丈夫か?」

というところに行き着くという話を
しました。


■あなたの経歴とスキルは

わかりません。
当然、その市場価値も。だから

「大丈夫ですよ!」

なんてことはお伝えしようもありません。

稼ぎや貯金残高はご自身でコントロール
してください。


■しかしながら、

現状がどのような状態で
仮に組織を出たとしたらどのような状態に
なるのかというのは知っておいて
損はないのかなと
(倒産やリストラなどないとも言えませんし)

そこをメインにお伝えしたいです。


■収入という面では

会社員は固定給+ボーナス

独立後は固定もボーナスもなし(汗)
あるのは自分の頑張った対価のみ

当たり前のことですが、
頑張っても対価がもらえないと頑張った
うちに入りません(泣)


■支出という面では

会社員は社会保険料*を会社と折半

独立後は社会保険料*は全額自腹

つまり、実質負担が2倍です。

厳密には、独立形態が個人なのか法人なのか
国民年金なのか厚生年金なのかなどなど
で違うのですが

”負担が増える”ということは
押さえておいてください

*社会保険料とは、厚生年金・健康保険
雇用保険などのこと


■他にも

備品(机・椅子・プリンターなど)
消耗品(ペン・印刷用紙など)
パソコン・オフィス
などなど

今まで無意識的に使っていたものは
すべて自分で用意しないといけません


■目に見えないものだと

・営業(売上とってきてくれる)
・開発(飯のためを準備)
・庶務担当社員(雑務担当)
・経理部員(経費精算・決算・税務申告)
・総務(電話番)

など
いまの所属以外の仕事でやってもらって当然
だったものが独立するとすべて自分の仕事になります


■会社に行った時に

入り口から自席に座るまでを
観察してみてください。

様々なものがありますよね。

様々な部署の人が働いています。

もちろん全てが必要ではないですが
揃える必要があるものが相当数あります。
やらなければいけないこともたくさんあります。


■まさに

会社という生き物が
会社員に対して守備呪文をかけている
ようなものです。

他にも、国からの守護呪文として
雇用保険なるものがあります。

これは、病気や怪我で働けなくなっても
一定の収入を保証してくれるもの
育児休暇とっても一定の収入を保証してくれます
失業しても、会社辞めても一定の収入が
ある程度の期間は確保されます。

この雇用保険は会社員の特権で独立後にはありません。
個人は守られていないのです。
(会社設立しても代表取締役になるでしょうから、
役員は雇用保険対象外です)

会社からも国からも呪文で守られているのを見ると
守護呪文が張り巡らされているなぁと感じます。


■独立後は、

ほぼ丸腰です。
持つスキルや人脈などによるのでしょうが

基本的に装備が
・こん棒
・布の服

ぐらいで飛び出すイメージです。

間違って強いモンスターに遭遇したら
即死する可能性もあります。

呪文ぐらい使えて欲しいと考える
魔導師の気持ちもお分かりいただけるかと
思います。


■まとめますと

会社員だからいいとか悪いとか
独立したからいいとか悪いとか

そんなことはどうでもいいのです。
各人のライフスタイルもあるでしょうから
お好みでどうぞ

というのが魔導師のスタンス

とはいえ、
動くにせよ動かないにせよ
”自分の身に何か起こった時のため”にも
自身が置かれている環境を考えて

各種制度の最低限の理解はしておかないと
残された家族を路頭に迷わせることになります。
自分が路頭に迷っている可能性もあります。

守護呪文がかかっているならその守護呪文を
生かした備えを(会社員)

丸腰というのがわかれば、その前提から
の備えを(独立後)

しておいて欲しいものです。



ちょっと肉厚でした??(汗)

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