こんばんは。

今日は終日資料作成や読書でした。
やはり土日は平日とは人の流れ方が違いますね。
満員電車に押し込まれることもなくなったわけですが、セルフコントロールはとても重要です。

今はガムシャラ期間中なので、いいのですが、5年ぐらいするとモチベーションの維持が大変だと先輩が申しておりました。

今は色々と手広くやられているようなので、そちらに活路を見出したのでしょうか。

まずは私も大気圏を突破して、その先の世界を見に行きませんと。


今日は借金について。
借金が誤解を受けているように感じるので、借金を弁護しようかなと(笑)

借金は悪い事でしょうか?

私が思うのは、借金”すること”は悪いことでもなんでもなく、普通のこと。
ただ、借金を”かえさない”ことがとっても悪いこと、だと考えています。

借金という言葉を聞くとどうしても、ない方がいい。
リスクだ。などという言葉が聞こえてくるのですが、本当にそうでしょうか?

無駄遣いするために借りるのは論外です。
先行きが見通せないのに、見栄や虚栄心を満たすために借りるのも論外。

でも、投資機会を見出して、手元にお金がないからという理由だけで何もしないというのは
起業家あるいは事業主としての観点からはどうかなとも思います。

儲かる”予定”で、うまくいく”はず”。だったらやればいいんじゃないですか?
事を成す人間がその程度のことで止まっているようでは、勿体無い。

適切な資金ニーズに対して、適切な資金を調達する。
何も悪いことではないと思います。


と、ここまでは借金≠悪という図式を作って言いたかったのは、この先です。

現状資金ニーズがないけれども、将来的には規模を拡大したり投資を行いたい方へ。

いつか借金をする時がくるのであれば、少額でもいいですから早めに借りておいてください。

なぜ、このようなことをお伝えするのかというと、金融(借金)の仕組みに依存しているから。

仮に同じ事業を同じ規模でやっている会社がいるとします。
A社は、今まで自力で頑張ってきて、本当に限界が来てお金を借りる事に。
B社は、銀行からの資金調達を積極的にしており、今回も借りる事に。

さて、どちらが多く借りられると思いますか?


この場合B社になります。

自己資金で一生懸命やってきたのに、なんだか報われないな~と感じる方もいらっしゃるかと思います。
その面は否めないのですが、信用力が変わってくるのです。

『借りる』→『返す』をたくさん回しているB社の方が信用力は高く、いきなり現れたAさんは信用力が低いのです。

これは自社に当てはめて考えると理解できます。
財務状況や業種業態が全く同じ得意先がいるとします。
取引先で、毎月購入してくれて、毎月期日には支払いをしてくれるB社と、新規の取引先のA社だとどちらと多くの額を取引するでしょうか?
ここにも信用の概念が発生するのです。請求書発行の後払いも”信用取引”といって、先方を信用して取引をするので、信用力を重視します。

このように、取引先との関係においても、銀行との関係においても信用は一朝一夕に構築出来ないため、多少必要のない頃から少額でいいので、借りておいて、銀行との付き合い方に慣れておくことや信用残高を積み上げておく事が、『イザ!』というときに必要になります。
余裕のあるうちから“信用”を積み上げておいてくださいね。

支払利息はかかりますが、信用構築費用であり、もしものときの保険料だとご理解ください。

借金で”信用”を蓄える。
借金で得られるものはお金ではなく、信用です。
お金はいずれ返金するのでなくなりますが、信用は自ら放棄しない限りなくなりません。

と、自分の事業の資金調達を正当化するの巻でした。