こんばんは。

昨日は、会社の方とゆったりとサシ飲みでした。
とても意識の高い方で異なる見地で物事を考える方です。

いい刺激になります。

さて、今日は不採算部門の撤退についてです。

この部門は不採算だから、潰してしまおう。

えい!

・・・・・

の前に考えてください。

その不採算部門いきなり潰して大丈夫ですか?
そもそも本当に不採算部門なのでしょうか?

どの数字を見て不採算なのかは考える必要があります。

最終利益が赤字だから撤退!
というのは時期尚早かもしれません。

本社費や共通固定費の負担がなければ、部門単体では黒字かもしれません。

そうであれば、最終赤字の事実だけをもって撤退の判断は時期尚早ですよね。


では、部門固有の利益が出ずに赤字なら?

これは、厳しい状況ですね。
立て直し策を練ってみて、市況を勘案してそれでもダメなら撤退が現実的かもしれません。

ですが、突然の撤退はいけません。
突然撤退すると、固定費がそのまま赤字になります。
設備など売れる物はまだいいですが、その部門の社員の行き先はありますか?

行き先もなければ、人件費分は赤字が膨らみます。
損益分岐点まで固定費を削減
値上げで取引量自体を削減
して徐々に撤退する方がいいかもしれません。
その間に人員の配置転換も出来る可能性もありますし。

一番いいのは、部門ごと売却してしまうことです。
抱えている固定費や在庫や人員は全て移転出来ます。

赤字が膨らむ事もないですしね。

どこまで出来るかは状況によりますが、突然の撤退は気をつけてくださいねとお伝えしたかったのでした。