こんばんは

今日は真面目にお仕事です。
会社の変化する場面に立ち得るというのは幸せなことです。

現状維持が一番嫌いな私としては、変化のお手伝いが性にあっているようです。

どの組織もどのビジネスも現状維持はありえないと思います。
それは数字を扱う者もしかりです。

今日は昨日の続きで
お金を支払うと費用になると思っていませんか?の惜しい編です。

惜しいシリーズの筆頭は固定資産です。

あ~期末!利益がいっぱいでそう。

そうだ!家(ビル)買おう!(京都いこう みたいなのりで)

と言い出す経営者がいます。

やめてください。。

どういうことかというと
家やビルを買ったところで、その期間の費用とはなりません。

というのもそれらは固定資産として『資産』に計上されます。
『資産』に計上されると、税務で定める期間30年とか長い期間をかけて費用になります。

仮に予想以上に利益が出て期末に3億ぐらい予定より利益が出そうだとしましょう。

そこで、今こそ自社ビルのチャンス!とばかりに
3億の自社ビルを購入しました。

ところが、決算の2ヶ月後1億近い税金を納めてくださいときます。

その時、手元に現金があればいいのですが、なければ、、、

THE END。

こんな恥ずかしいことしないでくださいね。

今のカラクリはこうです。

3億の自社ビルを決算最終月に買ったとします。
税金計算上は、3億の自社ビルを30年間で費用処理だと仮定してください。

せっかく、3億の利益とぶつけるために3億使ったのに、税務上の費用は
3億÷30年×1ヶ月÷12ヶ月(今年は1月しか使っていないので)
=833,333円の費用。

3億に対して百万円程度の費用しか発生していません。

ここを勘違いすると痛い目に会いますのでご注意くださいね。

少し長くなったので残りはまた明日