✨正式タイトル✨

すーさんのRoad to the END240414

【隣りのワンダーランド【津一号作戦】:津山城桜ウォーキング④
津山藩初代藩主・森忠政は森蘭丸の弟


柴田勝家より前から織田信長に仕えていた、森可成という美濃出身の武将がいた。


滋賀県の宇佐山城を舞台に織田軍が浅井・朝倉・延暦寺連合軍と戦った1570年の「宇佐山城の戦い」において父・森可成は討ち死に。同年6男、森忠政が生まれている。

森家はその後も織田家の後見を受けて共に戦国の世を戦った。

まだ幼少の森家の子供たちは、織田信長の小姓として召し抱えられたが、末っ子の忠政はケンカ事件を起こして「信長様の小姓にはまだ幼すぎる」として森家に戻される。

そしてその同年、本能寺の変が起こる。森家3男の森蘭丸、4男坊丸、5男力丸も小姓として信長に同行していたため信長と運命を共にすることに。

森家の男子は忠政のみになってしまう。

羽柴秀吉が明智光秀を倒した山崎の戦い後、豊臣家に仕え、関ヶ原の合戦では徳川方に付いたことから徳川幕府の家臣となった。この辺は忠政がというより、優秀な部下の重鎮たちが生き残りのため必死に動いた結果だと思う。


織田家の頃から美濃の金山城主、信濃の川中島海津城主を歴任。内部抗争に明け暮れたり住民の一揆に遭ったりしながらも領主としてのキャリアを積み、

ついに1603年、作州(美作国)津山藩の領主として赴任した。直後から津山の中央部の鶴山に、お城🏯を建設し始める。これが津山城。

津山って地名はお城の建てられた、鶴山から来ているんだ。


トウカイテイオー保健体育部長「苦労したけど森家の中でただひとり乱世を生き抜き、この地に落ち着いたんだね。波乱万丈な人生だね」

Mc「というか、この時代、武家に生まれて順風満帆、平々凡々と生きられた人なんていなかったのじゃないでしょうか。」


心休まることのなかった(と思う)戦国時代の人たちの霊を慰めるかのように、今津山城は、桜の花に包まれている。


⑤へ続く。

もう少し、城内を見てまわります。天守閣はないけど天守台にも行ってみる。