✨正式タイトル✨

すーさんのRoad to the END240316

【隣りのワンダーランド】:津山市滝神社・岡山県井原市美星町美星天文台⑤
今夜の一番星は木星、望遠鏡だと衛星も見える



©︎サンライズ

スマン、今のガンダムのことはよぉ知らんのじゃわ。Z、ZZ、『逆襲のシャア』までは観たんじゃけど。

あ、それと『閃光のハサウェイ』な。


©︎サンライズ


あれに出てくる反連邦ゲリラ側のモビルスーツ「メッサー」ってかっこよかったな。

©︎サンライズ


赤いやつ。僕のゲルググ・ミライースもリース期間終了して自分のものになったから、この機にメッサー・ミライースに改名しようかな


Mc「ものすごい脱線してますわ!

ガンダムのお話はもういいでしょう!!」

すまんすまん😅水星の話をしてたんだった。

東方最大離角っていう現象により日没直後、数10分は西の地平線近くに沈まず見えるはずの太陽系最小の惑星、水星。

だが今回16日の美星天文台訪問では、地平線付近は雲に覆われていてその姿は見えなかった。

そうするうちにぐんぐんと空は暗くなり、

水星の没する時間もきてしまった。


101cm望遠鏡もギリギリまで西の空を狙い粘っていたが、ついに諦め定位置に戻る。


他の場所は晴れているのだから一番星が光り出すのを待つ。それほど待つこともなかった。


101cm望遠鏡は19:00の時点から、いちばんよく見える星に照準を合わせる。


今回の一番星はどうやら、先々週よりも西に近づいた木星。


次いで、シリウス、プロキオン、ペテルギウスの冬の大三角。オリオン座の三つ星。双子座のカストルとポルックス。ぎょしゃ座のカペラなど、明るい順に見えるようになってきた。

北の空には雲が残っており、北斗七星などは半分しか見えなかった。


おなじみの星々を見た後、

👩「ぎょしゃって何?」

👨「馬車の運転する人だよ」👩「ああ、」という会話を聞きながら、


101cm望遠鏡の方へ。今照準を合わせている、木星を見させてもらう。


©︎アストロアーツ。こういうふうに見えた。

今回も意外だったが西に傾いているためこんなふうに、縦じまに見える。

そしてその下に2つの星が。木星の衛星だそう。


イオ、エウロパ、ガニメデ、カリスト。木星の衛星のうち大きい方の4つをガリレオ衛星というそうだ。

今見えている2つが、どれとどれなのかは係員さんにたずねても正確にはわからぬそうだ。いい加減な当てずっぽうを言っても仕方ない。それは科学者の取るべき態度じゃない。精密に調べるならわかるだろうが。


17世紀にガリレオ・ガリレイによって発見され、地動説の強力な証拠になったガリレオ衛星。

この衛星、木星に対して毎日位置を変えていく。見えなくなることもあるし、木星表面に影を落とすこともある。

「なんじゃこれ?」

低倍率の望遠鏡を覗くガリレオは疑問に思ったことだろう。それを毎日スケッチしてるうちに

「これ…もしかして木星の周りを回ってるんじゃね?」

と思うようになる。毎日の観測の積み重ねで、その仮説が確信に変わっていく時。


ガリレオは何を思ったことだろう?

体が震えたかもしれない。

秘められし世界の秘密に触れたのだから。



そんなことを妄想しながら、木星を眺めていたが今日は、いつもよりお客さんが多い。すぐに次に順番を譲った。


⑥へ続く。