✨正式タイトル✨

240201
すーさんのとりとめもない話【仕事の話】

サブタイトル😆

マチカネフクキタルよ、そなたはこれから
ヒシアマゾンとして
生きていくのじゃ❇️



作動油タンク修理完了して重機駐車場に戻されてきたユンボ、〇〇-64号マチカネフクキタルをさらにA地区の駐車場まで持ってきたのが僕。だがマチカネフクキタルはさらにもう一つ、問題を抱えていた。


©︎Cygames


ゴムキャタピラが切れかかって、伸びているのだ。正確に言うとゴムの部分はつながっているが、中のワイヤーが切れている。そして交換用の予備キャタピラはない。


キャタピラの替えが届くのは翌日ということで、切れたキャタピラのまま、数百メートル走らなきゃならん。

運転席に跨ったすーさんはゆっくりゆっくり、進むが、中のワイヤーが切れて伸びているキャタピラは、穴がスプロケット(後輪)の歯車に引っかかってたびたび止まる。誘導役のF先輩がスコップの先で引っかかりを外す。また少し進む。引っかかり止まる。外す。

この作業を数百回繰り返して、やっと駐車場所、すーさんのグラスワンダー号と同じ死のダンスホール内に運び込んだ。

数百メートル進むのに1時間半かかり、僕もF先輩も疲労困憊。しばらく休んでから、現場に戻っていった。


そしてこの時同時に、付属品カラーコーンだのロープだの、グリスガンだの工具だのも持ってきていた。騎手である復活のK先輩をお迎えする用意は整った。キャタピラ以外は。




翌2月1日。K先輩は切れかけのキャタピラで我慢して作業を行う。昼前に、新品キャタピラが入荷したという知らせが届く。社長が直接、現場に持ってくるらしい。僕も交換作業の手伝いに、一旦自分とグラスワンダーの作業を中断してK先輩の元に向かった。

交換作業は15分ほどで終わった。ユンボを前後に動かしたり、転回してみたりし、「うん。」と満足げに頷くK先輩。

交換作業に必要な工具が不足していたので、グラスワンダーの工具を使った。
「でもこの先工具がないとキツイですよ。言ってくださればいつでもお貸しいたしますんで」と言ったが、
全く心配なかった。
K先輩は必要な工具の新品をすでに買い揃えていたのだ。会社が金出せやとも思うが。
昼休み明け、持ってくる。
マチカネフクキタルはパーフェクト版マチカネフクキタルになった。

「これならK先輩、ユンボを前車同様可愛がってくれて、バリバリ仕事もしてくれるだろうな。」と確信する。

決めた、マチカネフクキタルとしての魂を99%抜かれ、無垢の赤ちゃんみたいなぼんやりした魂のユンボ。

君はこれから、ヒシアマゾンな。K先輩もヒシアマゾン先輩と呼ぶ。

©︎Cygames

現在この製鉄所のA地区には、我が社のミニユンボが2台ある。