「九十九藤」、「点をつなぐ」。* | 机の上のちいさな箱

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読書と本たち、珈琲、手帳。
素朴な日々の暮らし。

こんばんは*



一日 よく晴れた 火曜日でした。



きょうも、暑かったですね、
皆さま お疲れさまです…



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【最近の読書のこと。】



「九十九藤」西条奈加 集英社文庫


今年のナツイチから
「九十九藤(つづらふじ)」という
物語を読みました。


"よまにゃマグネットしおり" は
緑色を選びました。*


*

時は江戸時代。
久しく経営不振の 口入屋 増子屋の
女主人となった お藤の物語です。

口入屋は今で言う 人材派遣会社のようなものです。
仕事を求める人々に職場を紹介します。
子どもから大人まで。

口入屋は、時代小説では
必ずと言っていい程登場します。
例えば「みをつくし料理帖」や
「あきない世傳 金と銀」などではお馴染みです。



経営が傾き 手詰まりの
口入屋 増子屋(ましこや)
女主人に抜擢された お藤は、
日々様々な工夫を凝らしながら
経営を立て直してゆきます。

彼女は 頭の回転が早いのはもちろんですが、
度胸があり、懐が深くてあたたかい
魅力的な女性です。

主人公 お藤もそうですが
周りの老若男女 皆なかなかに個性的で
それぞれが光るものを持っています。


時代小説でもあり、お仕事小説でもあり、
そして自然な形で恋愛要素もあり、
とてもおもしろい物語でした。*




西條奈加さんの小説は初です。

他の物語も 読んでみたいと思いました(^^)


*


お仕事小説繋がりで…
最近読んだ本をもうひとつ。


「点をつなぐ」加藤千恵 ハルキ文庫


アラサーの女性のほとんどが
共感できるエピソード、満載。

仕事、恋愛、結婚、都会と田舎、…etc.



仕事と私生活のオンオフが
つかなくなる時期ってあるよね、
仕事と私生活、恋愛のバランスなんて
取れるはずがない時期ってあるよね、
しんどいけど そう言う時期ってあるよね、
そんなことを想いながら読みました。



加藤千恵さんの小説は初。
他の小説も気になっています(^^)


重版でダブルカバーになっていました。*




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今は、久しぶりに「後宮の烏」シリーズを
読んでいます。


何度読んでもおもしろいです。*

最近知りました、
シリーズは全7巻だそうです!


来月の新刊で6冊目が刊行されるので
今からとても楽しみです♪



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きょうも 読んでくださり
ありがとうございました。*



とても暑い日が続いていますので
いろいろと 無理なく過ごしたいですね…


水分、塩分、栄養補給をしながら
どうかご自愛くださいね。




いつも ありがとうございます*
 

如奈。







暑さに負けず、百日紅の花がのびのびしていました。*