5月19日に行われたU17女子アジアカップ。

リトルなでしこ(U-17日本女子代表)はU-17朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に0-1で敗れ、連覇はならなかった。

 

北朝鮮が無失点で、2大会ぶり、日本と並んで通算4回目の優勝を成し遂げた。

 

立ち上がりの15分間の北朝鮮の猛攻は凄かった。

ロングボールを放り込み、スピードあるFWが走り込む。

スピード、フィジカル、動き出し、すべてにおいてこの時間帯は勝っていた。

何とか、日本のGK坂田の好セーブで失点はしなかったが、

日本はこの時間完全に圧倒されていた。

 

ようやく30分過ぎから日本も徐々にペースを掴み、いい形を作れるようになった。

 

しかし後半開始1分、ロングボールの処理をDF二人とGWの連携がうまくいかず、

そのこぼれ球を、北朝鮮のエース、ジョン・イルチョンに決められた。

 

全体を通じて、ディエルの激しさ、スピードでは北朝鮮が一歩リード。

セカンドボールの回収や前線からのプレスが、日本のパスミスを誘い、

本来の日本のつなぐサッカーができず、北朝鮮の堅守を崩せなかった。

 

そんな中、大会MVPに選ばれた眞城美春だけは、北朝鮮のプレスを受けても

ボールを失わず、相手をかわすテクニックを見せた。

運動量、テクニック、展開力、サッカーセンスの良さは際立っていた。

背番号が14で、現在の長谷川唯を彷彿とさせるプレーを見せた。

 

準優勝は残念だが、この借りは、本番のU17女子ワールドカップで果たしてほしい。

U17ワールドカップでも活躍間違いない、眞城美晴。

来年には、なでしこジャパン入りは間違いない逸材だと思う。

大切に育ててほしいし、怪我無く成長してほしい。