月経不順だった私は、高校生の頃からピルを定期的に服用していた。

しかし、この時通っていたA婦人科は原因などの説明があまりされていなかった。

そのため、就職して引っ越したことを機に病院を変えることにしたのだ。

社会人になって通い始めたB婦人科でやっと
‘PCOS’だったことがわかった。

排卵が起こらず、月経のこないことが3ヶ月あったので、プラノバール配合錠•クロミッドを服用し排卵を促し月経周期を安定させていた。

20歳で就職したので、24歳で妊娠が判明するまでの4年間、上記の服用を続けていた。


21歳で彼と同棲を始め、23歳の頃結婚を考え入籍してすぐに子どもが欲しいと話し合った結果。

24歳になる年に、彼と妊活をすることを決めた。

病院に相談すると、まずはタイミングを取る方法を勧められた。

キリよく2月分のピルまで飲んで、3月•4月は基礎体温を測りながら自然に生理が来るか記録をつけた。

生理中に受診するように言われていたが、この時3月•4月ともに生理が来なかったので
中容量ピル‘プラノバール’とクロミッドの服用をすることになった。

薬を飲まないと生理が来ないなんて、自分は生き物として欠陥があるんじゃないかと、

ピルを飲んでいる間ずっと考えてしまっていた。

6月にやっと生理が来て、卵胞が育っているか診てもらったが、大きくなっていなかった。

そのため、皮下注射をすることになった。
‘ゴナールエフ皮下注射ペン 300’

卵胞の発育が遅く、排卵が起こらない為促進するためだ。

始めは37.5を投与して卵胞の発育状況を見ていった。自己注射なので初めて行うときは緊張したし、冷蔵庫で保管する為管理が面倒だった。

この時週に1〜2回程度通院していた為、仕事との折り合いをつけるのに苦労したことを記憶している。

7月下旬、卵胞がなかなか大きくならず、
皮下注射ペンの投与量を75に増やした。

すると、卵胞が発育していることが確認でき、2日おきにHCG注射を打った。

これは筋肉注射だったので、注射後に二の腕がすごく痛かったのを覚えている。

注射直後、激痛で腕が上がらないくらいだったので、利き手の腕に注射したことを後悔したくらいだ。

しかし、結果的に排卵を促し、タイミングを取るところまで漕ぎ着けた。

けれども、私の身体では異変が起こっていた。
卵巣が通常より腫れてしまっていたことがわかった。