冬季うつ病とは、冬になると「うつ状態」になる病気の事です。

はっきりとした原因はまだわかっていませんが、日頃感じているストレスと季節要因が絡まって、気分が落ち込む状態になります。

冬季うつ病の症状がひどい場合は日常生活に支障をきたしますが、比較的軽いケースが多く基本的に春になると回復するので我慢している人が多いようです。

うつの仕組み
人間の脳は網のように入り組んだ神経細胞で構成されています。そして、その細胞の間では、様々な神経伝達物質が情報をやりとりしています。この神経伝達物質が何らかの原因で減り、精神的な症状を引き起こすのが一般にうつ病と呼ばれるもの。うつ病の主な原因はストレスにあると考えられています。

冬季うつ病の場合、ストレス以外に、もうひとつ大きな要因があるのです。それは、冬の日照時間。冬は一年で最も日照時間が短い季節です。

光が減ったことで脳の中のセロトニンという神経伝達物質が減ってしまったと考えられるのです。セロトニンとは、光の刺激が目から脳に送られることで生産が促される神経伝達物質の一つなのです。つまり、光の量が減ったことでセロトニンも減少し、脳の働きが低下してしまうのです。
このセロトロニンが不足してしまうと、脳の活動が極端に低下し、倦怠感や半分眠ったような状態に。


冬季うつで自殺する人も・・・
冬季うつが最も顕著に出てしまうと、無力感や絶望感といた激しい精神症状を引き起こし、自殺する人もいるくらいです。20代から40代の女性が多くかかるという冬季うつ病。
国内ではなんと、10人に1人が冬季うつ病の予備軍だといわれています。

冬季うつ病は決して特殊な病気ではないので、慢性的にストレスを抱えている人は、周囲の人にストレスを伝え、家族/職場の理解を得る事が大事です。

ここでセロトニンが不足しているかどうかチェックしてみましょう。
  あてはまるものに○をつけてください。
  (1)朝起きたとき、眠気が残っている
  (2)天気が良い日でも、気分がスッキリしない
  (3)太陽がやけにまぶしく感じる
  (4)電車やバスではすぐ座りたくなる
  (5)顔の皮膚がたるみ気味
  (6)気が付くと猫背になっている
  (7)夫(妻)の態度にすぐキレる
  (8)井戸端会議では聞き手に回ることが多い
  (9)夫(妻)以外の異性と話す機会が少ない
  (10)夜中によく目が覚める

 ●脳内元気物質セロトニン不足度の判定
  ○が1個以下・・・元気に満ち溢れている
  ○が2~4個・・・まだ、空元気が出せる
  ○が5~7個・・・不足気味 要注意
  ○が8個以上・・・不足による病気発症の恐れあり!

いかがでしたでしょうか。
私はいつも5~6個あります^^;


予防対策として、セロトニンを増やすという観点から言いますと、

・日中、日の当たる時間帯にウォーキング。
特に『動い』ている『脚の筋肉』を想像しながら歩くと効果的で自分で動いている筋肉を、意識するのが重要です。普段、誰もやらないと思いますが、動いている筋肉に意識を集中するほどセロトニンに効果があります。

・腹式呼吸。
これは私がよく書きますが、ストレス解消、人体生計にもいいですね。

・発声する。
発声練習のように声に弾みをつけるとより効果が高まります。セロトニンはリズムを刻む事によって増加する傾向があります。

・トリプトファン、糖分を摂取する
バナナがいいです。脳の中でセロトニン神経を活性化するためには、トリプトファンだけでなく、糖質が大切なんです。動物性のタンパク質を一緒に摂りますと、トリプトファンがあっても、ちゃんと脳の中に入ってくれないのです。ですので、バナナは糖質が高くてトリプトファンが多いという
点では、セロトニン神経の活性化をさせるのにベストなんです。


セロトニンを増加させて、ストレスを貯めこまないようにしましょう。