2024年4月22日、認知症で要介護認定で要介護1となった実母がグループホームに入所して207日目、今日は実家の地域ではリサイクルゴミを集積所に出す日だった。

 

そこで私は8袋も溜まっていたので実家に行き集積所に出しに行った。

 

すると同級生のお母さんにゴミ集積所で会った。

 

そして案の定実母のことを聞れ、私は言葉を濁していた。

 

するとこの方から「お母さんは毎日どこかかしら出掛けていて、友達も沢山いると言っていたけれどあんな元気な人がいなくなって寂しいわ」と言われた。

 

そこで私は「確かに毎日出歩いていましたね」と言うと、その方は「本当に元気な人だよね」と言われたので、私は「確かに元気だったけれど、やっぱり毎日出掛けて疲れるみたいで、毎週疲れたと言ってはマッサージに出掛けたりして、マッサージ代だけでも1ヶ月2万円くらい使っていたんですよ」と言うと、とても驚いていた。

 

そして「でもお母さん、体操や書道やお茶やお花とか言って、色々やっていたじゃない。本当に凄いわ」と言われたので、私は「それだってみんな授業料などかかっていたじゃないですか」と言うと、「まぁ~そうだわね。でもみんなと言っていたけれど、お母さん凄く沢山年金もらっていたんでしょ。みんなで相当もらっていて羨ましいわって言っていたんだよ」と言われ、私は閉口した。

 

人から見れば実母の生活はとても贅沢で、あんなことはなかなかできない羨ましい生活だと思われていたらしい。

 

そこで私は「いえ、母の年金はそんなに多くありませんよ。そして遺産などもほとんどありませんでしたから」と言うと、この方は非常に驚き「えっ!でもお母さん本当に色々なところに出掛けていたよ。だからあなたが知らないだけでお母さん沢山年金もらっているんだわ~」と笑いながら言われた。

 

ここまでくると本当のことを言いたくなったが、さすがにどこでどのように話が広がっていくのかわからなかったので、私は「確かに母は本当にお金を沢山使っていたと思いますが、それは弟が仕送りを沢山していたからだと思います」と言うと、今まで以上に驚いていた。

 

そして、「えっ!○○(弟)ちゃんが仕送りしていたの?」と言われたので、「はい、そうです」と答えると、この方は絶句していた。

 

そして、「○○(弟)ちゃんのところに行ったと聞いた時はなんでだろうと思ったけれど、私たちが知らないところで色々とあったんだね。お母さん全くそんなそぶり見せなかったもん」と言われ、「そうですね。母と普通に話している分にはそれが事実か事実ではないかはわからないですからね。ただ、家の中は同じ物が沢山あったり、寂しい寂しいと言って私に同居してくれないと怒ったり、寂しいからあれだけ沢山の習い事に通ったようですが、楽しく通うのではなく、なんだか戦いだったみたいで…」と話すと、本当に驚いた様子だった。

 

そして、「私は母さんと何度か一緒にほらあれに出掛けたけれど、何か買わされるんじゃないかと心配になって私は行くの辞めちゃったけれど、お母さんはずっと続けていたよね。あの頃からだからお母さんが○○(弟)のところに行く半年くらい前から私お母さんとは疎遠になってしまって・・・」と言われて、私はあれの意味がわかったので、「あれも本当に大変だったんです」と答え、「母は私のことをとにかく恨んでいて、今は手が付けられない状態なんです」と話した。

 

すると「もしかしてお母さん認知症?」と聞かれ、私は「そうなんです」と答えた。

 

そして、30分程話をして別れたが、この方と話してわかったことは【実母は外では相当猫をかぶっていたようだ】だった。