2015年にクリスとリッチのロビンソン兄弟が率いるサザンロックの雄、「The Black Crowes」が解散し、その別れ方は90年代から追いかけてきたファンにとってはとても寂しいものでした。
(詳しくはロキノン記事参照 https://rockinon.com/news/detail/117059)
その後は兄クリスは「Chris Robinson Brotherhood」などで活動しているわけですが、兄弟喧嘩で解散しといて何がBrotherhood(兄弟愛)だよ、と冷めた目で見ておりました。
そんな中で弟リッチがやり始めたバンド「The Magpie Salute」
直訳すると「カササギの挨拶」ですが、カササギはカラス科の鳥。Magpieには「おしゃべり」や「泥棒」の意味もあるようなので、リッチはどんな意味を込めたのでしょうか。
バンドには初期Crowesを支えた偉大なるギタリスト マーク・フォードと、鍵盤巨人 エド、後期のベーシスト スヴェンが在籍、ということで往年のクロウズファンにはたまらないメンバー。(ここにドラムのスティーブ・ゴーマンがいれば、ね…)
ということでクロウズ臭を求めてしまうのがファンの性質ではありますが、マグパイはオリジナル曲がしっかりしてるんですよね。
なのでしっかりアルバム「High Water I」と「Magpie Salute」を聴きこんで臨んだのでありました。
会場は恵比寿ガーデンホール。この会場は個人的にはJamiroquaiの「The Return of the Space Cowboy Tour(1995/3/17)」以来の来訪でありました。
前に出てガツガツ!というタイプではないため、ロビーでクロウズ仲間とビールなどを飲みながらゆったり過ごしておりましたが、物販はこの黒Tシャツ単騎!しかもプリントは表面のみ。
某友人デザイナーは「やっつけ感…」と申しておりました。。
そして「もうすぐ開演でーす!」のスタッフの呼びかけを契機に会場へ。
良く言えば「ゆったり観れる」環境でしたね。ファンの間で語り継がれる「クロウズ サマソニの悲劇」とまでは行きませんが、かつてのクロウズの集客を考えるとまぁ妥当なのでしょうか。。
19時2分、落ち着いた感じのヒゲ楽団がやってまいりました。
新作からHigh Water、前作のOmissionと続き、曲ごとにマークとリッチはギターを交換しながら、ベースのスヴェンとドラムのジョーは泥臭く気持ちいいグルーヴで引っ張っておりました。
終盤にはBallad In Urgency~Wiser Time~My Morning Songとクロウズ名曲で畳みかけるという流れ。
その中でもマークとリッチが一緒に弾くWiser Timeが日本で観れるとは…凄いことですよ、これまでのクロウズとの20数年を考えると…クロウズ仲間もここで涙腺崩壊した人多数。。
リッチが「アンコールやんないからね~」とMCで言って、最後にマグパイのSend Me An Omenで観客と一緒に歌って2時間のステージが終わりました。
マークのギターたち。
リッチのギターたち。
多くの人が残って、結構長い時間手拍子で戻ってきてくれるのを待ってたんですが、リッチは戻って来てくれませんでした。
いつも何かゲットして帰ってくるパイセンがこの日もセトリとピックをゲット。
存分にクロウズ臭を楽しみながらも、マグパイの良さも出ていたとても充実したライブだったと思います。
Vocalのジョン・ホッグは兄クリスのような一発で目を引く力は無いものの、歌の上手さは申し分なし。そして楽器陣がジャムってる時も袖に引っ込まず、笑顔でタンバリンやマラカスをひたすら鳴らしている姿にも好感が持てました。
Drumのジョー・マギストロは上手かった!ワタクシこういうのうまく叩けない人なので、取り入れたい技が沢山ありとても勉強になりました。
日本市場でのウケは相変わらず難しそうですが、貴重な存在なので地味に頑張ってまた来てほしいですね。
ちなみに来日3公演(恵比寿×2、大阪)の全セトリはこんな感じ。(拾い画像あり)
マークがクロウズ辞めた後のSoul SingingやHorseheadを演ってるあたりがとてもレアですねぇ。
Ballad In Urgency https://youtu.be/stf1NOw7asY
Wiser Time https://youtu.be/xbvQNou0PGg
My Morning Song https://youtu.be/zgZi218JmZs

