前回はカートが亡くなったところまででしたね。

 

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2.Foo Fightersデビュー~売れるまで

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カートが1994年4月に亡くなった後、失意のDG(Dave Grohl)はいち早く動き出します。

 

半年後の1994年10月にはスタジオに入り始めます、それまでに書き溜めた曲たちを抱えて。

 

その思いはどんなものだったんでしょう。

カートと一緒にいる時代に作っていた曲も多くあります。

カートに影響を受けて書いた曲もあります。

カートに聞いてもらった曲もあります。

 

DGは誰にも頼らず一人ですべてをやろうとしました。

そしてほぼ全ての楽器を自分で演奏して 15曲のレコーディングを終えました。

 

Foo Fighters / Foo Fighters

 

基本的にギターソロはありません。

リフ命、リズム命なので、そういうのが好きな人は好きだと思います。Nirvanaのドロドロ感は期待してはいけません。

DGがひとりでできることをぶつけたアルバムです。

 

日本の某メタル誌の点数もさほど高いものではありませんでした。

最初はこういうので始まったんだな~、と資料の序章的に聞いてくれればいいと思います。

1~3曲目あたりは今でもテストに出るので要注意です。

 

<全曲解説(飽きるまでやる)>

1.This Is A Call

 デビューアルバムの1曲目はいかにもな中にもメジャーコードなメロディの分かりやすさと繰り返しにも色んな味付けをしている曲です。これが一発目ということで方向性が今にも引き継がれているように思えます。

今でもライブではほぼやっているようですね。

 

2.I'll Stick Around

 少しNirvaraを思い出させてくれるイントロですね。でもDGの明るさがサビにも出てるかなーとも思います。らしさ、ですね。フックになるのはドラムのリズムやフィル、クラッシュシンバルぶったたきなところですかね。

 

3.Big Me

 アコギでぽろーんと作ったんだろうな~という曲です。簡単なメジャーコード進行(C→Am→G→F)の中に一個だけ耳に残る音(高いGの音)をずっと入れつつ、あるところだけ7thを入れて外す(E→F→C→C7)という彼らしさ全開の作曲です。

ちなみにPVはアホ丸出し、mentosのCM風でfootosのPVとなっています。

https://www.youtube.com/watch?v=pLdJQFTnZfA

 

4.Alone+Easy Target

 全体的にNirvara臭が強いですかね。これをDGがカートに聞かせたところ、「なんだよー!これで俺ばっかり曲作んなくても良くなったじゃん!」って褒めてくれたとかくれてないとか。

 

5.Good Grief

 これは最近ライブでやってるのあまり見ないですねぇ。「I hate it」を繰り返す疾走感のあるパンク臭の強い名曲です。日本人の好きそうな感じです(偏見)。

 

6.Floaty

 3連のリズムが珍しいな、という曲。なんかガチャガチャやってても何だかんだ結果美しい感じに収めるよねDGって、という片鱗が垣間見えます。

 

7.Weenie Beenie

 絶叫系ボーカルとしての力量が如何なく発揮されています。アルバムではエフェクトかけて拡声器っぽい感じにしてますが、ライブでは地声で拡声器っぽい声を出しています。基本は力技の人です。

 

8.Oh,George

 悲しげな曲、得意の繰り返しパターン。どうやって終わるんだろう…と思わせといてそのまま終わるというあっけない曲です。あ、基本Foo Fightersの曲はフェードアウトで終わる曲はありません。(キッパリ

 

9.For All The Cows

 ちょっとオシャレ狙ったでしょ?という曲ですね。サビはいつも通りの絶叫で安心できます。

 

10.X-Static

 このアルバムで唯一DG以外の人が楽器を弾いてる曲、と言われています。Greg Dulliという人ですが、ビートルズのBackbeatという映画のサントラにDGが参加した時に一緒になり、「録音してるなら手伝おうか?」って言ってくれたので当たり障り無い曲で手伝ってもらったとかそうでないとか。

 

11.Wattershed

 これも7曲目と同じような拡声器絶叫系。こちらの方が休みが少ないので大変そう、とボーカル目線で。DGはホントにのどが強い人。今でもこの歌い方で3時間ステージとか平気でやってるのはスゴい。

 

12.Exhausted

 このアルバム最長(5:45)の曲。さっきキッパリ宣言したフェードアウトを使うという残念な曲だが、これもブリッジ部分でDGらしさはあるものの、マイナーコード感がNirvaraぽいですね。

 

13.Winnebago

 これも疾走感とコード感が気持ちいい曲ですね。曲の一番最後にバスドラ踏みまくってますが、これも1バスでやってるんでしょうね、すごい高速です。オリジナル版には入っていない曲ですが日本版には入っていました。

 

14.Podunk

 ちょっとダサさがぬぐえない曲です。「ダラ ッダラ(ヵヵヵ)ダラ ッダラ」というリフがこれもオリジナル版に入っていない理由でしょうか。耳には残ります。

 

 

 

ちなみにこのころのDG以外のメンバーはこの3人が中心。

 

Pat Smear (パット・スメア)Gt(←どっかで見覚えのある名前…付き合い長く気心知れてるので入ったり辞めたり出入りが多い存在。「パットはギター低く持ってデカい音ギャーン!と出してくれてればそれでいいんだ。」とDGも言っている)

 

William Goldsmith Ds(←すぐクビでよく知らない。ドラミングも今一つ)

 

Nate Mendel (ネイト・メンデル)Ba(←今もいるいい奴系英国顔。捉えどころのないヌルッとしたベースライン)

 

 

<次回予告>

3.アホなアメリカ人炸裂