おしらせ
パピークラス:2月9日(金)14:00~15:00
獣医師とドックトレーナーによるパピークラスです
ワクチン接種済みの生後4カ月から1歳の子犬(1歳以上の子もお気軽にご相談ください)
みなさまこんにちは浦安中央動物病院のかわいい部門を担当しているテトです
コロナウィルス感染がまた広がってきていますね
人間のコロナウィルスと同じではないですが、実は猫にもコロナウィルス感染症があります。
ワクチンがないためあまり知られていないですが、発症のもとになる腸コロナウィルスは家庭内飼育の猫の40%未満が感染しているといわれています。多頭飼育の猫に関しては90%以上が感染している施設もあり、実はとても身近な病原体です。
病気を起こす性質が弱い腸コロナウイルスが、運悪くある🐱猫の体内で突然変異を起こすと、病気を起こす力の強い猫伝染性腹膜炎(FIP)ウイルスになります。
腸コロナウィルス感染猫の数パーセントが猫伝染性腹膜炎(FIP)を発症すると言われています。
発症してしまった際の症状はさまざまで、繰り返す発熱、元気・食欲の低下、目やに、咳や鼻水などの呼吸器症状、下痢などの消化器症状を呈することが多く、症状のみでは他の感染症との区別は困難です。
これまでは致死率が非常に高く、発症した猫のほとんどが死亡してしまう病気でした。
最近では人間のコロナウィルス感染症にも使われている抗ウィルス薬が、猫の伝染性腹膜炎(FIP)に使用され、効果がみられるとの報告が出てきました。
当院でも、少しでもこの病気で失う命を減らせればと抗ウィルス薬での治療を始めています。
💊新しい治療法になるためまだ報告数は少ないですが、有効な治療に一歩でも近づければと考えています。
治療に関してのご相談がありましたら、お気軽に病院までご連絡ください!