前説
2.5作品を「原作の型」と表現する世代が出てきました。
「型」が決まれば次の世代はもっと演じやすくなるから、「2.5を第一線で作り広げた人達に感謝の礼」を捧げたいです
海宝さんのように
2.5に抵抗がなくて、良い声でグランドミュージカルでも大活躍する人がこれからどんどん増えてくるに違いないです!
先駆者の城田優さんや加藤和樹さん、古川雄大さんetcを始め、
後に続く東啓介さん、三浦宏規さん、岡宮来夢さん、鈴木勝吾さんその他大勢
「これからの観劇がますます楽しみです(^ ^)」
5月26日
初演という事もあり、
公式Twitterで制作日記を流してくれるのが楽しい
♪制作日記♪
— 音楽劇『ダ・ポンテ』公式 (@da_ponte2023) 2023年6月15日
本日は劇場仕込みでした!
本番用のセットや映像によって
ヨーロッパやニューヨークの街並みの雰囲気が
一気に感じられます🎶
2枚目は劇中で使用する小道具です🥨
(おいしそう)
どの場面で誰が持って出てくるのか、
そんな想像も楽しいですね!#音楽劇ダ・ポンテ pic.twitter.com/srgCvdQf41
ゲネプロ動画
【本編】
内容にふれています
2列目(実質最前列)下手サイド席のセンターより
当地でハシゴでミュージカルが観れるのは、とてもありがたいです
さてさて
海宝直人さん演じるダ・ポンテの女たらし役がとても良い
あの良い声で歌われたら「どーにでもして〜」になる
音楽劇とはいえ歌数が多いけど、
リプライがないから記憶に残らないのが残念だっけど、
モーツァルトとの脚本家・作曲家の対等な描き方が好き
そのモーツァルトを演じる平間さん
表情が幼くてヨシヨシしたくなる魅力があるし、
奥さんコンスタンツェ(青野紗穂さん)も夜遊びに明け暮れる人ではなくて(byミュージカル「モーツァルト」)、
ごくごく普通の人として描かれているから好感度が上がる。
、、、そうそう
歴史的に悪女って呼ばれる女性の多くは、あくまで男性から見たって枕詞が付くからさ
オペラ「フィガロの結婚」よりケルビーノのアリア「恋とはどんなモノ?」に素敵な日本語歌詞がついていて、
ピアノソナタK545の2楽章のメロディーに歌詞が付いて、
オペラ「コシファントゥッテ」のラストに歌詞がのり、
仕事でイタリア語・ドイツ語オペラを伴奏していた私としてはとても嬉しい(なんだかんだ日本語好きなで)
海宝さんダポンテが美声を響かせたら、 そりゃ客席は一気に心ごと持っていかれるし、
平間さんモーツァルトだって愛すべき人物として描かれているし、
相葉さん演じるサリエリだって映画モーツァルトより、
うーんと中間管理職的で人間っぽい描かれ方
女性の描き方はあの時代では仕方ない事で、
ダ・ポンテの父の後妻(ダ・ポンテよりたった4つ年上だった)の田村芽実さん
歌が上手くて、可愛い
歌姫フェラレーゼ役井上小百合さん
顔は綺麗だけど、声に説得力がないから残念だった
でも
全キャスト16人であそこまで響かせるのは見事で、
その中心にいるのが若手ばかりだから
「これからは彼らを中心にミュージカルが楽しく観れて聴けるね」って思えました
そうそう
ダポンテがアメリカに渡ってからの話は
全然知らなかった
(田村芽実さんはダポンテの奥さん役と二役)
彼の晩年の穏やかな生活は半分創作かもしれないけど、
生き急いだ音楽の天才モーツァルト(享年35歳)と、90歳近くまで長生きをした言葉を紡ぐ天才ダ・ポンテのほんの4年半の物語は、
とても美しかった🌻