「おっ、ウチの子今、背骨が発達してるんだな」
なんて思って、お子さんの絵を見たこと、ありますか?
子どもの発達のガイドラインは色々ありますが、
今、身体の中のどこが発達してるかなんて
外から見てもわからないですね。
それが自由に描く子どもの絵の中に答えがあるんです!
幼児期は、成長して身体器官を徐々に成熟させる時期です。
幼児はこの時期、心と精神をひたすら自分の身体をつくる
ことに向けています。
実は幼児期に描く絵は、からだと心の間に「生命のかけ橋」を
つくろうとする、「からだを形成する力」の表現なんです。
そんな風に絵を見たらいろんな気づきがありますよ!
子どもに紙とペンやクレヨンを渡したら
自由に手を動かして、思い思いの絵を描きますね。
この、一見自由気ままに描いているように見える絵ですが
その中にお子さんの「今の発達段階」を教えてくれる
ヒントがたくさん現れています
今日は代表的ないくつかを紹介したいと思います。
子どもの絵は「なぐりがき」と呼ばれる、ひたすらグルグル円を
描いたり、縦や横にグチャグチャ描きなぐることから始まりますね。
それが、3歳過ぎくらいになると、注意深く元のところに結び
合わせる時がきます。
きれいな○を作ろうと、線と線を結ぶことに真剣になる時があ
りますね。
あなたも見たことがあると思います。
これは、お子さんの頭の中で、2つの前頭骨の間の前頭縫合が
起こり、前頭骨がひとつになったことを現しているんですって!
生後1年目の終わりにかけて、頭のてっぺんの柔らかかった泉門が
閉じますが、もうひとつ閉じる部分があったんですね!
脳の中で起きた「閉じる」ということが
「輪を閉じる」絵として表現される
なんて、すごくないですか!
もう!驚きです!
4歳を過ぎているお子さんのママは、みんなお子さんのこうした絵を
見たことがあると思います。
この閉じられた円○を描いた後の、お子さんをよく観察してると
「わたし」や「ぼく」と言うようになってませんか?
それまでは、周囲と一体感を持っていたお子さんに「自分」という
自己意識が生まれたからだそうです。
幼児の絵では、自己意識のきらめきは
「円の形」になって現れるそうです
からだの変化が絵に表れ、言葉も変わっていく・・
おもしろいですねぇ~
子どもの成長ってスゴイ!本当にそう思います!
もうひとつ、直線で振り子みたいに縦や横に描きなぐる幼児の絵も
よく見ます。
最初はグチャグチャに描いてるように見えますが、だんだん十字形の
ような線を描くのを見るでしょう?
これは子どもの直立体験を映し出しているそうです。
ですから、ひとりで立った後に見られる絵になるでしょう。
「自分のからだをまっすぐに起こして、直立姿勢を維持しようと
バランスを頑張ってとっている時」
「まっすぐ立てた喜び」「立つぞ!」という決意。
そうした子どもの決然とした力が、十字形の絵を描くというのです。
十字形は空間の中に立つ、
ということを示しているそうです。
まだ歩く前のお子さんをお持ちのママさんは、お子さんが立ったら
ぜひ、試してみてください。
お子さんの絵をこんな風に見るのって、とっても新鮮で
ウチの子、頑張ってるんだなぁ~、
へぇ〜、今脳の中で変化が起きたんだ、毎日成長してるんだな
と、これまで以上に愛おしくなりませんか
ぜひ、こんな風にお子さんの絵を見てみてください!
他にも身体の成長を教えてくれる絵があります。
次回はもう少し大きくなったお子さんの絵についてシェアしたいと
思います。
公式ラインに登録していただくと、
お子さんの気質のタイプがわかる、
有料で販売しているテキスト
「私の育て方が悪いの?いえ、違います」
を無料プレゼントしています。
※写真の絵は「子どもの絵ことば」より参照