自閉系と定型発達では、
「意識行動」と「無意識行動」が違うんだなーと思います。
みなさん、トイレ(個室)に入ったら何をしますか?
ズボンをさげる、パンツを脱ぐ、座る。
この一連の流れを考えることなくするのではないでしょうか。
子供のトイレトレはどうでしょう。
トイレに連れて行ったら、「ズボンとパンツを脱ぐよ」と声をかける。
「ココに座るよ」と声をかける。
声をかけてするべきことを教えなくてはいけません。
子供には、その行為を定着させてあげなくてはならない。
そして、意識させることを繰り返し、それが無意識行動に変わった時、
はじめて子供にとってその行為が身に付いたということになる。
毎朝、歯を磨くとき、
ハブラシ・・・えっとー手に持つほうはどっちだ?
歯磨き粉って・・・毛のほうに付けるのか?どのくらい?
こんなこと考えてないですよね。
でも自閉っ子に生活の何かを教える場合、常にこの状態だと言える。
人がする無意識行動の多くを、意識的にしなければ「当たり前」にできない。
そして自閉っ子が無意識にしてしまうのは、
興味のある物を触ってしまうことだったり、
動くものにつられて動いてしまうことだったり、
人から注意を受けてしまうようなことが多い。
「今は触らない」とか「座って待つ」とか、
そういうことを強く意識していなければならない。
幼児期はとにかく行為を定着させて無意識行動に。
繰り返し、繰り返し。
無意識にできることが増えれば生活しやすいですよね、きっと。