忘れるという才能

備忘録。

大人になって我が子と対するとき、自分が子供の頃どんな感性・思考だったか、明確に思い出せれば便利この上ない。
しかし、不思議なことに、大人は子供のころのそういう気持ちを忘れてしまうようだ。

これはよく考えるとかなり不思議だと思う。
誰だって一度は経験していることを、おそらく、みんながみんな忘れているのだ。

それは全部忘れている訳ではなく、「こういうことがあって悲しかった／楽しかった」というエピソードは覚えているけれども、その時に「自分」を構成していた情報処理の体系を失っている、という感じなんだと思う。

おそらくそれは必然であり、忘れなければ人は変われないということなんだろう。

というか、そもそも「覚えている」という機能の対象にならない、のかな？


ていうか、こんな備忘録で未来の自分に伝わるかな？(笑)