ゼフィランサス・・玉簾(タマスダレ)名前は白い小さな花を玉に、葉が集まっている様子を簾に例えて名付けられました。 別名のゼフィランサスは、ギリシャ語のZephyros(西風)とanthos(花)が語源です。 ヒガンバナ科、原産地はペルー、草丈は15~30センチ、 開花期は8~10月、花ビラは6枚で白い筒状の花を咲かせます。
鬼の醜草(オニノシコグサ)・・紫苑(シオン)和名の紫苑は、花色が紫色系で草木が茂る様子を表す「苑」が語源です。 別名の鬼の醜草は、今昔物語集の中で母を想う弟が、毎日紫苑の花を供え それを見ていた鬼が感動し、予知能力を与えたという逸話に由来します。 土地開発や環境の変化で自生種は減少し、絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。 キク科、原産地は日本・東アジア、草丈は50~200センチ、 開花期は9~10月、長く伸びた茎先に、薄紫色の一重の小花をたくさん咲かせます。
岩地に咲く・・松村草(マツムラソウ)名前は、植物学者で小石川植物園の初代園長であった松村任三氏の名に因みます。 自生地は限られ環境の劣化や盗掘により減少しており、絶滅危惧種に指定されています。 イワタバコ科、石垣島や西表島の湿った岩地に自生、草丈は15~30センチ、 開花期は7~10月、茎の先端に総状花序を出し、黄色い漏斗形の花を咲かせます。 一方向に偏って花を付け、内側が赤褐色の斑模様となります。
秋の七草・・女郎花(オミナエシ)無病息災を願って食する春の七草とは違い、眺めて楽しむ秋の七草の一つです。 名前は黄色い小花が女性が食べていた粟飯=おみな飯に似ていることから名付けられました。 オミナエシ科、原産地は日本・東アジア、草丈は20~100センチ、 開花期は8~10月、小さな黄色い小花が一か所にまとまって咲き、円錐形の形を作ります。
千日草(センニチソウ)・・千日紅(センニチコウ)花名は、百日咲き続けるといわれる百日紅(サルスベリ)よりも花期が長いことが由来です。 別名の千日草は、花期が長いことから名付けられました。 夏の暑さにも強く切り花(ドライフラワー)や花壇材・鉢植えとして広く利用されます。 ヒユ科、原産地は熱帯アメリカ・北アメリカ南部、草丈は15~60センチ、 開花期は7~11月、花色は紅紫・赤・白・ピンク色などがあり、花に見える部分は苞葉で 分岐した茎頂に、花径2~2・5センチ程の球状の頭状花を付けます。