開催中の川口の記念のレース中に、スタンド側よりフラッシュを使用しての撮影があった様だ。

せっかく素晴らしい企画で実現した浜松オートのフォトコンテストの際も事前に注意されていたのも関わらずフラッシュ撮影が頻繁にあり問題になった。

各レース場でも同様の事案が後を絶たない。

これについて個人的な意見があり、少しでも同じ意見の方が周知に御協力を頂き、微力にも大好きなオートレースの力になれればと考えて書くことにした。

 
数年前のオートレースの撮影と言えば、船橋を含めた6場でオーバルにカメラを向け様ものなら、警備員から注意を受け、撮影する事すら許されなかった。
衝撃だったのは、まだスマホの普及すらなかった時代に飯塚に行った際に、遠征が嬉しくて記念にスタート時の写真を撮りたいとガラケーを構えた瞬間に、私服の予想屋風のオッサン(見た目はオジイチャン)数名や警備員に囲まれて「撮影したらいかん」と叱られた。
なんだか九州は怖い所だなぁと思っていたが、西と東は違うんだと、さほどに気にも留めていなかった。

35年ほど船橋を中心にオートレースを観てたが、思い返してみても確かに数年前までは金網越しにカメラを構えて撮影しているファンをほとんど観たことが無かった。

それもそうだ、全場で厳しく規制があったからだ。

 

実は、以前レース場の関係者に何で写真撮影を規制しているのか聞いたことが有る。

それが、全ての理由とは言わなかったが、話に凄く納得し、徹底しなければならない事だと思い、それを伝えたいと感じた。

個人的には最初は絶対に肖像権だろうと思っていた。

「オートレーサーは全員ヒーロー」が私の持論だが、そのヒーローには肖像権があり勝手に撮影してSNSなどに投稿することは肖像権の侵害になるから、厳しく撮影を禁止しているのだと思っていた。
純粋にその1点だと。。。。

 

しかし前記関係者の話は違った。

問題はフラッシュの光だった。

そもそもの写真撮影がダメというより、フラッシュの光がレースを邪魔する可能性が有るから、というのが理由だそうだ。

具体的に、フラッシュの光がどのようにレースに影響を及ぼすのかを聞いて愕然とした。

前記関係者の話だと、フラッシュを使って撮影をした際に、フラッシュの光選手の目に入って残像として残り一瞬又は数秒間、前が見えなくなりレースや選手に危険を及ぼす可能性がある。

との事だった。

 
確かに、それは非常に危険である。
オートレースはブレーキが無いバイクで時速150キロ近い速度で走る。
そんな中で仮に一瞬でもフラッシュの光のせいで目が見えなくなり、万が一にも接触事故や落車事故が起きようものなら大変な事件である。
日々、命をかけて走るオートレーサー達に一喜一憂し、感動を与えてもらっているファンからしたら絶対に避けなければいけないのは事故であり、レースを撮影する人がレースの妨害になり選手の生命を危険に晒す事など絶対にあってはならないのだ。
 
昨今、SNSの普及により、沢山の綺麗で素敵な写真に「いいね」がよせられる。
しかし、その為に、良い作品が撮りたいが為にフラッシュを用いて撮影することは、オートレースという競技中においては、絶対に絶対に許してはならない行動である。
 
数年前、伊勢崎をホームとして全場で撮影をしていたオートレース一眼レフ撮影の先駆者のY君とMちゃんというカップルを、同じ船橋ホームで撮影をしていたN君に紹介してもらい、オートレース場で撮影した画像を見せてもらった。
感動した。そしてN君の写真にも魅せられて、船橋閉場の際の写真集を自費で製作する事を決意し完成させた。
それから、各場の関係者や選手会や施行者・JKAなどに協力を要請し、様々な所で様々な方々の協力を頂く事が出来て一般のファンにも撮影の許可をしてもらい、現在オートレース場で沢山の一般のファンが一眼レフ等のカメラを構えて、素晴らしい写真を撮ってくれている。
これは実に素晴らしい事であると思う。
だがしかし、このままフラッシュ撮影が止まらないのであれば、おそらく場内での写真撮影は以前の様に禁止され、厳しい罰則規定を設けないといけなくなる一歩手前まできていると考えている。
また、現在は場内の警備員だけでは取り締まりは完全ではない。
僕ら一人一人が絶対にスマホも含めたフラッシュ撮影はしないという事の徹底は勿論のこと、ファン同士で注意し合い声を掛け合い、主催者に今後も撮影をさせてもらえるように気をつけていきたいと考える。
 
それには、きっと主催者側も協力をしてもらいたく、フラッシュ撮影を禁止する看板などの増設や警備員への徹底、万が一フラッシュ撮影をした者への罰則の明確化と注意の徹底をしてもらいたい。
また、表彰式などでファンの撮影を遮るように自分ばっかり目の前で撮影する様な記者やカメラマンに少しはファン側で撮影する立場の人に譲る時間を持つ事も考えてもらいたい。
そして、今や各場にいるイメージガール・マスコットガール的な存在の方々にはフラッシュ撮影の危険性や、その防止につながる様な発信を繰り返し繰り返しお願いして頂くようにして欲しい。
AKI様・ASAHI様・菜乃花様・キラッツ(元も含む)の方々、よろしくお願いいたします。
アナウンサーやアシスタント・解説者等のCS放送に関わる方々にも同様にお願いしたい。
 
とにかく、安全に素晴らしいレースを、大好きなファンが綺麗に撮影して、世に出回る事で、マイナーなオートレースが少しでも周知され、その魅力を余すところなく拡散されるように願う。
 
また、一部の方から川口のスーパーアイドルレーサーのファンの方がフラッシュ撮影をしていたという話が私の所にきたが、これを検証したところ、それはデビュー当時の20年以上前の話であり、現在はその人気レーサーファンの方々の大半の方は非常に常識的で理解力がある方々ばかりなので、フラッシュ撮影などしていないと私は信じていることを、誤解の無い様に申し上げておく。
 
私の勝手な個人的意見に興味のない方がほとんどであろうが、もし万が一ご賛同頂けるのであれば、この意見を拡散して頂き皆で徹底して守っていけたら良いと考えています。
 
大好きなオートレースのオートレーサーの繁栄と安全を願って。
 
ずっとオートレースを観ていたいから・・・