事業承継

 

28年10月に新設された「事業承継アドバイザー3級」に合格しました。

 

銀行業務検定は繰り返しが多いので、普通は過去問等で対策が十分できますが、

今回は新設だったので予想問題のみで対応。軽く3周ほど回して試験に臨みました。

銀行業務検定試験 事業承継アドバイザー3級予習問題集〈2016年10月受験用〉

 

 ※一般的な銀行業務検定の対策はこちら

  → 金融系資格 難易度&勉強法をまとめました。

 

60点合格なので70点を目標に試験をうけましたが、

結果は78点。とくに、記述は28/30と意外な得点でした。

 

〇試験内容

 

問題構成は

①4択問題×35(各2点)

②記述が大問×3(各10点)でした。

 

4択問題は事業承継にかかる設問が幅広く出題されていました。

記述問題は一定の理解があれば対応可能です。

 

〇記述対策について

 

<28年10月の実際の記述設問>

1-

①事業承継のタイミング 2つ

②株式を譲る留意点 2つ

 ステークホルダーへの説明 2つ

 

2-

①株価の評価方法(計算過程)

②退職金の所得税額(計算過程)

 

3-

①M&Aの情報漏えいリスク、情報管理方法

②デューデリジェンス(ビジネス面、法律面、財務面)

 

記述に関しては細かい知識よりも事業承継の理解がある程度あれば対応は可能です。

解答例では4~5つほどの模範解答が示されており、趣旨があっていれば得点につながるはずです。また、問題文に即した答え方ができれば外れは少ないと思います。

 

予想問題集だけではまだ理解が足りないと思えばこちらがおススメ

→ 渉外担当者のための事業承継がよくわかる本

 

また正攻法ではないですが、うまく記述ができない場合は、4択問題の設問をヒントにすることもできます。事業承継の内容ですので、近い内容の設問があるので参考にできます。

 

計算問題には正確な知識が求められます。ただし、計算問題は今回出されて株式評価方法や退職金税額以外には、相続税額や相続時精算課税事例など範囲が限られているので対策さえとれば非常に大きな得点源になります。

 

銀行業務ではこれから相続や事業承継事例がますます増えていくと思いますので、この試験を通じて理解を深めていただければと思います。