医療技術は日進月歩で、人類の寿命は随分と長くなった。
昔であれば発症が死に直結していたような病も今では減ってきている。
しかし、いまだに人類♂の永遠の課題として挙げられているものがある。
それがハゲ・薄毛である。ちなみに現在はAGAという呼称なんだとか。
いくらハゲようが、別に命を落とすわけでもなんでもないが、世の中の薄毛男子諸君が
みなブルース・ウィルスやショーン・コネリーのような風貌なわけではない。もともと冴えな
い外見が、禿ることで一層みじめな有様にもなったりすることが往々にしてある。
当方もご多分に漏れず、その一人。
もう遺伝だと思いあきらめていたが、医療の進歩を信じ、今ある最良の治療でしのぎ、
明るい未来を待つこととした。
まずこの写真を見てくれ。こいつをどう思う?
禿散らかした…とまでは言わない状況だが、30前半にしてはかなり危機的な状況と
言わざるを得ない。20代中ごろからヤバイと指摘されていたが、このまま指をくわえ
ていては頭頂部が文字通り不毛の地となること請け合いだ。前頭部も頭皮がパリパ
リのため、いずれは波平スタイルになることは想像に難くない。
皮膚科の医師の診断を受けたところ、AGAもさることながら、皮脂が過多な状態に
陥っているため、頭部に慢性的な炎症を起こし、毛がやせ細って薄毛が進行してい
るとのことだった。
事前のネットでの調査では、フィナステリド(製品名:プロペシア)とミノキシジル(同:
リアップ)のコンボが非常に有効とのことだったが、当方の頭は赤みがひどく、ミノキ
シジルではかぶれがひどくなるということで、ステロイドとプロペシアの処方を受けた。
調べている人は重々承知だろうが、AGAは健康を害するものでは全くないので診療
は自費だ。よって経費は100%負担で、当方の場合はプロペシア1か月分(28錠)で
7500円かかった(ステロイドは皮膚疾患の治療目的のため保険適用)。毎月の出費
としては少なくない額だが、これもハゲを気にする小心者の税金のようなもの。
気にするなら納めるしかないと割り切る。
ところでこのプロペシアとは、AGAの根治には全く作用しないが、症状の進行を食い
止める効果はかなり高いとのこと。
もはや色々なところで記述があるが、AGA、いわゆる男性型脱毛症は、加齢の段階で
ジヒドロテストステロン(DHT)というホルモンが生成され、毛乳頭のアンドロゲンレセプ
ターに作用して脱毛を促進するというもの。本来毛髪は長い期間をかけて成長するもの
だが、このホルモンによりアッサリと脱毛に至るというわけだ。生えても生えてもすぐに
抜け落ちるため、ついには廃用萎縮の状態になり産毛すら生えなくなる。
つまり、自分自身で一生懸命にハゲようと励んでいるということだ。全くしゃれにもなら
ん状況というわけだ。頼んでもないのになんと大迷惑な働きをするんだといいたくなる。
プロペシアの効用は、このDHTの作用を阻害するものだから、自発的な脱毛を抑制す
るため、毛髪の寿命が長くなる。また今まですぐに抜け落ちていた毛髪も残ることから、
見かけの毛髪量も増えることでハゲが抑制されるということだ。
ただし、あくまでDHTを阻害しているだけなので、根治するには至らず、止めればまた
ハゲだすということだ。
このDHTが生成される要因については、残念ながら今の医療では解明できていない。
でも指をくわえては禿が進行して取り返しがつかないため、後世の医療技術の進化に
賭け、今後禿の進行を食い止めることとする。
同じような悩みをお持ちの男子諸君の参考になればと思うため、この話題を1か月程度
ごとに更新し、進捗状況を報告しようと思う。プロペシアによる発毛実感は早くとも3,4か
月はかかるとのこと。当方にもそのつかの間の幸福が訪れるとよいが・・・
