嵐のような日々が少し落ち着き
兄弟と距離を置いた静かな日々
誰かの怒鳴る声も
誰かを責める声ももう聞こえない
その静かさが最初は少し怖かった
ぽっかり穴が開いたような気持ちになったり
罪悪感で自分を責める気持ちになったり
落ち着かない日々が続いた
だけど少しずつ
誰にも振り回されない時間
心地よさに
気がついてきた
母もまた
葛藤や寂しさや悔しさがあったと知り
私だけが苦しかったわけでははないんだと
改めて頑張っていかなくてはと思った
母がポツリと言った
『前はいつも騒がしすぎて何が正しいのか
わからなくなってたね』と
ほんとうにその通りだ
毎日が必死すぎて
自分がどこに向かって走ってるのかさえ
わからなかった
これからは
自分たちのペースでゆっくりいこう
焦らず
のんびりと
あの日
家族から離れることは怖かったけど
こんなに静かな日々を過ごせるなんて
あの頃は思いもしなかった
心の中にやっと
『私の時間』が
流れ始めた気がする









