前回の続きです。

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診察が終わりいよいよ出産となります。



私は奥さんの頭側に立ち(いろいろ機材やそれを繋いでいるケーブルがあったので慎重にそこまで行きました)、微力ではありましたが出産のお手伝いをしました。

お手伝いと言っても奥さんがいきむタイミングで頭をお腹側に軽く押すという感じ。



その時の状況はと言うと、陣痛がきてから赤ちゃんが出てくるまで時間がかかっているらしかったです。

これ以上時間がかかってしまうと、奥さんも赤ちゃん側も負担が大きくなるため、助産師さんが赤ちゃんの頭を掴みひっぱり出すという手法を使うとのことでした。



赤ちゃんがなかなか出てこない時はスッポンのようなものを頭につけて引っ張ったりすることもあると聞きました。



もうそろそろか?という頃合いに助産師の方が奥さんの隣に立ち、お腹を押すという原始的な方法を取っていました。



その力の入れ具合は驚くほどであり、体重をかけてまるで人工呼吸の際に肺を押すようなイメージでした。(伝わりにくいかもしれないですが笑)

後から奥さんに聞いたら、お腹を押した跡や痛みはなかったとのことでした。



その後間もなく赤ちゃんが出てきました。

臍の緒を切り、奥さんのスマホで助産師さんが赤ちゃんの撮影をしていました。



私は出産の後半あたりから、その張り詰めた空気感に圧倒されていました。

「もういよいよ産まれるのか」

「ここまでいろいろあったな」

と様々な感情がぐるぐると頭の中を駆け巡り、思ったよりも出産シーンがグロテスクというのもあり、血の気が引いてきてしまって倒れそうになっていました…



助産師さんが

「そろそろ旦那さんは外に出ていただいて…」

と話しかけてきてくれたタイミングで

「すみません。血の気が引いてしまって…」

と伝え、分娩室の外の椅子に腰掛けて休みました。

出産には立ち会えたし、赤ちゃんを取り出したのも見れたので心残りはないですが最後の最後でダウンしてしまいました。



その後、しばらく休んでいたら気分は回復しました。


続きます。