By Susumaru
すすまるの次女(2歳)はお人形が大好きで遊ぶ時もご飯を食べる時も寝る時もいつもベイビーと一緒だ。お茶会をしたりウンチをしたからと言っておむつを替えてあげたりお風呂にも一緒に入ったり寝かしつけたり、時には悪いことをしたからと叱ったり本当にお母さんのようだ。お人形遊びが好きなのはとても可愛いし、見ていると私たち親や保育園の先生方がどのように子供達に接してるのかがよくわかるので面白い。
お店の玩具売り場のベイビー人形のコーナーに行くといつも大興奮で前に進まなくなる。でも私はこのコーナーに行くといつもとても悲しい気持ちになってしまうのだ。その理由はズバリ、アジア人人形がないからだ。そこにある人形は8割方白人人形、残りの2割はその他の有色人種の人形なのだがその中でもアジア人人形は付け足しのように1体あればいいという具合だ。
差別問題について調査するリサーチで4、5歳の子供に白人人形と黒人人形を与えて好きな人形はどっちかと尋ねると調査対象の子供達の人種を問わず白人という答えが返ってくるというリサーチがある。また同じような状況でこの人形のうち悪い人形はどれかと聞くと子供達は黒人人形を選ぶという。これはわずか4、5歳でもう既に色々な媒体からアメリカに根付く黒人に対する差別を学んでいるという証拠だ。すすまるの同僚(黒人)も自分の娘が小さい時に黒人人形をもらって嫌がり、訳を聞くと「汚いから」という答えが返ってきたのにショックを受けたらしい。
アジア人はというと忘れられたアメリカ人なのである。メディアにも反映されない、反映されても英語もろくに話せない外国人みたいな設定がほとんどだし、そうでなくても必ず脇役であり決して主役にはならない。アジア人は「アメリカの中心にいてはいけない人種」なのだ。人形コーナーに行くとそのような考え方がきっちり反映されている。
少しずつ改善されているように見えても、アジア人人形の選択肢が多すぎてどれにしようか迷ってしまうと嘆く日はまだまだ先になりそうだ。
