
うっそうとした土手に生える名も知らない雑草。
一日、数分しか陽が当たらないだろうに小さいながらも葉をいっぱいに広げ光合成をしようと頑張っている。
植物の生きようとする執念には頭が下がる。
などと感心していると
お?これは??

「辛かった種時代もこれでおさらば。これからおもいっきり光合成ライフをエンジョイするぞ~~!!
…って、ん!?ここは?」
植物の中にも俺みたいなおっちょこちょいがいるのだろう。
側溝の金網から勢いよく新芽を突き出している。
しかも「え?何か問題でも?」と言わんばかりに若干威張り気味。
たくましい。たかが植物なれど実にたくましい。
いずれ数十年の月日が経ち、木のてっぺんに側溝の金網をのせた大木になり
「なぜあそこに金網が?」とここを訪れる人々を大いに困惑させてもらいたい。
でも、うちの前だけは勘弁な。
最近では植物にまでフキダシを入れる心の純粋な『ティンカーベルすすむ』であった。