さてさて、お魚ちゃんも撮ったししばらく漁港をぶらぶらしてみる。
係留してある漁船の上にたくさん鳥たちが並んでいた。

あははは!「カモメの水兵さん」じゃなく「コサギの水兵さん」だ。
「君が乗っているのってイカリ?」
「そうッス!」
なんてはじけた会話は聞こえてこない。
漁師の人達が魚を仕分けする際に売り物にならない小さな魚をポイポイと海に捨てる
その魚をもらおうとコサギの皆さんは微動だにせずその瞬間を待っている。

ぶははは!こんな所にも!!
今にも全羽とも海に飛び込みそうな雰囲気だ。
これを巷では
『飛び込めサギ』と言うとか、言われてないとか…
よく見ると、みんな同じ方向を向いて待っているのに
一羽だけ(ロープにとまっている左から2羽目)違う方向を見ていた。
一瞬、「サギ界のすすむ」と思われがちだが
みんなが同じ方向を集中して見ていればその分エサにありつける可能性が低くなる。
それを考えるとこのサギは頭がいい。
「でもサギ~~!おじさんはそっちの方向には投げていないぞ!!」
決して秩序を乱しているのではない!
ささやかな笑いを取りたかったんだろう。
と思う…たぶん…

怖い目をして一羽のアオサギが何かを見ている。
何かものすごく気になっているらしいがそれよりも頭の後ろでピロピロしている
羽根が気になった。
全身の羽根の模様といい、髪の毛を二つ結びにしてセーラー服を着た女子高生にも見える。
重症だ…

アオサギが気になっていたのはこの方。
そう!カモメちゃん。
いったんエサを見つけると瞬発力のあるカモメの方が有利だ。
この余裕のある表情から
「また横から奪っちゃうカモメ…」
なんて考えていそうだが実際はエサを見つけたらこのように
サギに追い回されていた。


カモメ…
弱えぇぇぇぇ!!!

漁港からちょっと外れて路地裏へ。
どこかで魚を焼くいい匂い。
何だか懐かしい雰囲気が漂う。
路地の向こうでもツバメやカモメがたくさん飛び回っていた。
そんなどこか人間臭い情緒あふれる南国の港町であった。
撮影: ニコマートFT-2 ニッコール100-300mm/f5.6エクステンダー×2 Kodak Gold200