山から吹いてくる風がやけに冷たく感じる晴れた日の午後
いつものように我がカメラの餌食となる獲物を探して郊外をうろつく。
知らない農道を突き進むとビニールハウスや畑が一面に広がる場所へ出てきた。
時間が無い時に知らない道に入ってしまうととてつもなく不安だが
時間がある時はこの先何があるのかとワクワクするものだ。
地図にも載っていないような舗装されていない農道にて
カメラを持っていつものようにパシャパシャやっていると後方から
パッカポッコ、パッカポッコ…
とリズミカルな足音が聞こえてきた。
牛…?
そう思い振り返ると…

なんと!馬が歩いて来たではないか!!
しかも馬に乗っている人物の格好ときたら
防寒服を身にまとい、タオルにて顔を覆っている。
「ここはアフガニスタンか?」
と一瞬思わせるようなセンセーショナルな登場シーンだったので
感激のあまりカメラを向けた。
よく見るとピンクの手袋もカワイイではないか!
いくら宮崎が田舎だと言っても平成の現在に馬はないだろう…
半分ニヤつきながらシャッターを切るのだが、更に遠くから
ブヒヒヒヒ~~ン!
と違う馬の鳴き声。
それを聞いてナゾが解けた。近くに乗馬クラブがあるのだ。
このお馬さんもそこの馬で散歩からの帰りなんだろう。
たまには知らない道を行ってみるのもいいものだ。
おかげで畑の真ん中でお馬さんをフィルムに収める事ができた。
あぜ道をゆっくりと歩いて行く後ろ姿についつい見とれてしまう。

生まれて初めて歩く馬のお尻にセクシーさを感じた瞬間であった。