11月4日の記事で川で釣りをしているおじさんに
「釣れますか?」の問いに
おじさん曰く「あいつらがいるから全然釣れん!」
と指を向けたその『あいつら』とは…

杭の上に群がる黒い鳥の大群。
始めはカラスかと思ったがどうやらカラスのシルエットではなさそうだ。
おじさんは更に声を大きく張り上げた。
「ウ!」
一瞬マンボでも踊りだしそうな勢いだったので
「チャッチャチャラッチャ~♪」とノッてあげようと思ったが空気を察知して踏みとどまった。
…あ~「鵜」ね。

おじさんの言う「あいつら」とは二十数羽の「カワウ」の大群だった。
水中で魚よりも早く泳げるカワウは魚にとっておじさんより天敵だ。
いち早く危険を感じて鵜の群れから遠ざかるらしい。
岐阜の長良川では鵜は人気者だがここでは煙たがられている。
こいつらの姿を見たらおじさんも「うしょ~ん!」と叫びたくなるであろう。
決して『鵜匠』を呼んでいるのではない。
しかし、おじさんも切り替えが早いようで近くでゴルフのスィングをしていた
別のおじさんとゴルフ談義に華を咲かせている。

この世代は転んでもタダでは起きないタフガイが多い。
見習わなければ…
ふと、楽しげなおじさん達の後ろ姿を見ながらある事に気付いた。
昨日の「前編」に出てきた木を見あげるおじさんといい
この二人のおじさんといい何か共通点がある。
そう、ファッションの共通性である。
皆さん実に無駄の無い格好をしてらっしゃる。
ここ宮崎では朝夕は涼しくなってきたものの日中はまだまだ日差しが強い。
帽子にタオルは必需品であろう。
これをファッション雑誌が取り上げるなら
『河川敷ルック』と呼ぶだろう。
そんなおじさん達の事を心配をするより自分も着実におじさんになっている事に気付いていない気だけ若い年齢不詳の俺だった。