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 ようやく朝夕涼しくなってきたので朝から洋服だんすをかき回す。

いつも寝る時はTシャツ一枚で寝るのだが

おととい殆ど水に近いぬるま湯に入ったおかげで体調が思わしくない。

「いかん、風邪をひく前に対策を!」

と近所にある【ユ○クロ】にロンTを買いに行く事にした。

ここに来るのは何年ぶりだろう…

 早速、広い店内をウロウロ徘徊してみる。

陳列してある商品も価格が安い上に結構充実している。

最近ここも生地や縫製がしっかりしてきたので

Tシャツなどの消耗品を買うにはちょうどいい。

 すかさず3足980円の靴下をかごの中へポイ。

次はロンTを捜しにTシャツコーナーへ足を伸ばす

「すみません。【パーコゥ】ってこれかしら」(確かにそう聞こえた)

客とおぼしき60代前半くらいの女性がトレーナを持って俺に聞いてきた。

「パーコゥ??」

ひょっとしてピンクのド派手な衣装を着てカメラでパシャパシャやっているあの夫婦漫才の女性の方か???

「孫が欲しいっていうから買いに来たんだけどわからんでねー」

よりによって近くに店員がいるにも関わらず俺に聞いてくるとは…

まるで

飢えた狼の群れの中に子羊ちゃんが「すいませーん。お使い頼まれちゃって道にまよったんですけど、ボクんちってどこかわかりますぅー?」と手にたくさんの野菜と背中にはジンギスカン用の鉄板を抱えて狼たちに聞いているような感じにも似ているではないか!!!

もう、店員に聞かずに俺に聞いてくれたうれしさでやや興奮気味。

「パーコゥ?」

「そう、パーコゥ!」

おばさん自信たっぷりに言うが

何かの合言葉かそれとも新しい挨拶か?

おばさんの手に持ったトレーナーで解決した。

「あ~【パーカー】ね!!それはパーカーじゃないよ。パーカーはあれ」

トレーナーの向こうのパーカー類が陳列してある棚を指差す。

「んも~わからんとよねーありがとうねー」

と礼を言いパーカーのある所に行ってしまった。

 ここで俺の中のワルすすむ』が発動していたらたぶん

迷う事無く【キャミソール】のコーナーを指差していただろう…

おばさんの後ろ姿を見ながら「なんて俺はいい人なんだろう」と自分の親切さにビリビリと酔いしれるのであった…