




田舎に帰ってくるのでずっと宮崎にいるネイティブな俺でも
毎日人が訪れたり、こちらから訪ねて行ったりとあわただしくなる。
今日もお袋を連れて、宮崎市の隣町佐土原町(さどわらと読む)の
親戚の叔父の家を訪ねた。
ここはお袋の実家で、先祖代々農業を営んでいる。
現在はお袋の兄の息子(俺からすればいとこ)があとを継いでいる。
今年は台風も来なかったので米がたくさん収穫できたとの事で
新米をいっぱいもらった。
この前、お袋からもらった新米とあわせると40Kgほど家には新米の
ストックがあるので当分米の心配はしなくてすむ。(たまには買えよ!)
まるで、ラウンジにて「今日はお客さん少なくて暇なの…」と俺一人に
綺麗なお姉さんが3人くらいついてくれるような感じにも似ている…
(実際は絶対ありえない事だが…)
さて、墓参りも済んだし米ももらったし帰ろうかという時に
「ちょっと、ちょっと!」叔母に手招きで呼ばれる。
また、長い愚痴でも聞かされるのか「なに?」恐る恐る近づくと
「早くしまいなさい」とティッシュに包んだ何かを俺に渡した。
こっそりティッシュをひろげて見ると…
バーン!5千円!!ババーン!!!
この歳になってまさかこづかいをもらえるとは夢にも思わなかったが
実際もらうといくつになってもうれしい。いつまでたっても子供扱いされる。
「ありがとう」お袋に気付かれないように小声で礼を言った。
後でお返しとかしたりして結局収支はトントンになるのだが
何十年振りかのこの快感、余韻にひたりつつ帰路の途に就く。
車の中で「あんた達、何をコソコソ喋りよったと?」とお袋が聞いてきた。
実にスルドイ!ここで「小遣いもらった」なんて言うと
笑われるか、けなされるかのどっちかと思い
ニヤニヤしながら「別に…」ふくみ笑いを残しつつ切り替えした。
稲刈りが終わった後の田んぼ道を車で走りながら
まだまだうだるような暑さが残る8月半ばの出来事であった。