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その昔、仕事で俺に映像のいろはを教えてくれた師匠が
「自分がいいと感じた時に撮れ!ズームは使わずに自分の足で近づいて撮るんだ!」
普段は何も教えてくれないくせに酔っ払った時にだけいつもこう言っていた。
その当時、純粋だった俺はその言葉を信じて少ない給料でレンズを買った。
1本は50mmの単玉(いわゆる標準レンズ)、もう1本は200mmの単玉(中くらいの望遠)。
もちろん両方ともズームは効かない。もう10数年この中途半端なセットで写真を撮っている。
いつも写真を撮る時に「ここでもちょっとズームが効けばいいのに…」と思いつつ現場でバタバタしている。
アップで撮りたい時は被写体に近づいて、広い絵で捕りたい時は更に被写体から離れて撮る。
確かに足で撮らなければならない。ズームレンズだとその場所から動かなくてアップから広い絵まで(レンズの種類によって異なるが)フォローできる。しかし、師匠に言わせると一箇所から全部ズームを使って撮ると自分が感じたものと違うものが撮れてしまうらしい。
 この理論がすべてとは思わないが交通事故で足が不自由になってしまった今、ズームレンズが喉から手が出るほど欲しい。これもリハビリのうちと「映像は足で撮れ!」当時の師匠の言葉が蘇る。
この写真も同じ場所からレンズを換えて撮っているのだが、寝ころがって草まみれ泥だらけになって撮っている。
周りの人からカメラを持っているのが見えなければ非常に危険な人物である。
いつも周りに挙動不審をアピールする俺であった。

※1枚目 50mmレンズ    2枚目 200mmレンズ