現時点での私のデジタル一眼の写真管理、現像、レタッチについてのメモ。
Adobe製品にはサブスクリプションであっても課金したくない性質なので、基本的にはカメラメーカーのソフトウェアとオープンソースやフリーのソフトウェアで現像やレタッチをしています。
オープンソースの現像ソフトでもフリーで利用できるプラグインやフィルムシミュレーションのプロファイルなどがあるため、そこまで不自由しません。
自動で空の内容を置き換えたいような場合は商用の現像・レタッチのソフトウェアを使う必要があると思いますが、特にそんなことも日常的にはしないと思います。
また、写真管理ソフトや現像ソフトにてライブラリ、リポジトリ、データベース、コレクションといったデータの取り込みが必須であると、取り込み時間がかかる事や、ライブラリが肥大化してサムネイル画像のキャッシュなども肥大化してディスクを占有するようなことも避けたいと考えています。
家では外付けHDD必須で作業しますが、外出先ではSDカード上や内蔵SSD上で作業することもあるので、管理ソフトにまかせず、柔軟に手動で運用しています。
【必要なもの】
・デジタル一眼カメラ(レフ、ミラーレス問わずRAW、JPG同時記録できるもの)
・パソコン(デスクトップ、ノート、タブレット型など問わず、Windows OSのもの)
(カメラが古めの場合、カメラメーカーのソフトウェアの代わりにオープンソースのソフトウェアでRAWが開けるので、その場合はパソコンのOSはLinuxでも可能だと思います。かなり新しいカメラへの対応速度は鈍いので、仕方なくWindowsでカメラメーカーのソフトウェアで最初の現像のみ行い、以後はJPGやTIFFで書きだしたものを次のプロセスで使うようにしています)
・SDカードリーダー(外付け、内蔵問わず)
・外付けHDD(最終的な保存先。クラウドストレージやNASでも良いです。一時はRAID構成のNASを使っていましたが、それほど大事な写真もないので使うのをやめました)
【撮影】
一般的な撮影時の保存設定です。
1. 写真を撮る
Canon EOS RPでRAW+JPEG設定で撮影します。
JPEGの画質設定は高画質Lモードにしていますが、
写真の選別や、ライブ写真でRAW削除してJPEGのみ保管する時の都合のため、最高画質でJPEG記録するようにしています。
【保存】
撮影で保存したデータの処理です。
写真管理ソフトなど使わずに処理します(取り込み時間の削減のため)。
2. 写真を開く、コピーする
SDカードに記録したデータについて
そのままパソコンで開くか、または作業用の内蔵HDD/SSD、外付けHDDにコピーします。
時間がある時は外付けHDDにコピーしてから作業しますが、
外出先であればSDカード上や内蔵ディスクにコピーしたもので作業します。
【選別】
写真管理ソフトなど使わずに選別します(取り込み時間の削減のため)。
3. 写真を選別してTEMP(一時フォルダー)にコピーする
写真ビュアーのフリーソフト「IrfanView」を用いてJPEG写真のみを1枚ずつ確認します。
ショートカットキーのF8ボタンを押すと登録したフォルダーの一覧が出てくるので、
1から10のキーをさらに押して登録フォルダーへ振り分けができます。
といっても既定の「C:\TEMP」しか私は使わないので、F8ボタン押下後にENTERキーを押下すれば
お気に入りの写真を一時フォルダーへコピーできます。
選別では以下の観点しかチェックしていません。
画像が明るすぎたり暗すぎるものでもRAW現像で調整可能な場合もあるので、選別時に切り捨てるのは早計です。
・写真を良いと思うかどうか
・等倍に拡大(Ctrl+H)してブレてないことや解像していることなどのチェック
【さらに選別、RAWファイルも個別フォルダーへコピー】
撮影時のRAWファイルについては上書きで編集したくないので、個別フォルダー内にRAWファイルをコピーして
コピーしたRAWファイルに上書き編集します。RAWファイルの場合、編集内容を撮影時設定にリセットもできますが。
4. 一時フォルダーで選別したJPEG写真から、さらに選別をかけて1~4枚の1セットを決める(人物ごとやTwitterに投稿するなどの単位)
写真ビュアーでさらに厳しく選別して同一人物の写真を1~4枚選択して個別フォルダーに移動します。
この個別フォルダーには「連番_人物名」などの命名をしておきます(例:「01_しずか」、「02_ジャイ子」)
5. 個別フォルダーにRAWファイルをコピーする。
個別フォルダーに入っているJPEGファイルに対応するRAWファイルを個別フォルダーへコピーします。
ファイルを手動で探すのは面倒なので、スクリプトで自動処理します。
RAWファイルが入っているフォルダー(SDカードや、そこからコピーしたディスクなど)の中に個別フォルダーを移動します。
その後に個別フォルダー内に以下のPowerShellスクリプトをコピーで投入し実行します。
=====
# rawfilecopy.ps1
# 個別フォルダー内のJPEGファイル一覧取得
$itemList = Get-ChildItem *.JPG;
# 個別フォルダーの1個上にあるフォルダーからRAWファイルを個別フォルダーへコピー
foreach($item in $itemList)
{
if($item.PSIsContainer)
{
# フォルダの場合の処理しない
}
else
{
# ファイルの場合の処理する
Write-Host ($item.Name + 'のRAWをコピーします(Canon CR3 Raw File)');
$cprawfilename = $item.Name -replace ".JPG", ".CR3"
Copy-Item -Path ..\${cprawfilename} -Destination .\${cprawfilename}
}
}
# 作業用フォルダー作成
mkdir .\dpp
mkdir .\dpp\gimp
=====
【現像①】
カメラメーカーの現像ソフトウェア(Canon DPP、Nikon Capture NX-D、Sony Imaging Edge、OLYMPUS Viewer)で
個別フォルダー内の写真を現像する。
最新カメラのため、現像②で使うフリーの現像ソフトが対応していない場合に現像①が必要です。
古いカメラで現像②のソフトがRAWファイルを読み込める場合はスキップ可能です。
6. RAWファイルを現像する
特に凝ったことはせず、以下をよしなに調整して見やすくします。味付けは現像②でやります。
・色温度
・明るさ
・コントラスト
・シャープネス
・ノイズリダクション
・設定のコピー
DPPでは写真を選んでShift+Ctrl+C,Vで適用した設定を別の写真にもコピーできます。
他のソフトも基本的には右クリックのメニューで同様のことができるでしょう。
・一括の書き出し
ソフトで一括で書き出しします。
書き出したデータはJPEGまたはTIFFで個別フォルダー内の別フォルダーに保存します。
(私はスクリプト内で作成したdppというフォルダーに移動しています)
【現像②】
オープンソースの無料で利用できる現像ソフトウェア(RawTherapee)で現像します。
「rawtherapee フィルムシミュレーション」で検索するとフィルムシミュレーションの機能の追加方法が出てくるのですが、
その機能は事前に追加しておきます。この機能によりFujiやKodakのフィルム風にカラーグレーディングっぽいフィルタがかけられます。
・トーンマッピング
HDR技術における暗部の明るさ持ち上げ処理です。
HDR風の写真にしなくても、この処理は有用です。
エッジ停止を最低レベルにして適用。シャープネスを上げずに暗部のみ持ち上げます。
・ダイナミックレンジ圧縮
HDR処理です。ふわっとするのでたまにしか適用しません。適用するなら弱めにかけます。
・ビネットフィルター
私は使いませんが、それっぽい周辺減光が加えられるのでみんな好きなやつです。
・ノイズ低減
輝度パラメータをいじることでかなり強力にノイズリダクションがかけられます。
ISO高感度のノイズや、肌荒れもわからなくなるほどなので、ほどほどに使います。
これで処理してからレタッチするとレタッチ時の肌処理がかなり楽になります(手抜き)。
・フィルムシミュレーション
FujiならProviaやSensia、KodakならPortraが良い感じです。
100%で適用するとキツすぎるので弱めにかけます。
・ソフトライト
自然にコントラストが高まってシャキっとします。
せっかくここまでソフトにふわっと調整したものが台無しになることもあります。
・設定のコピー
写真を選んでCtrl+C,Vで適用した設定を別の写真にもコピーできます。
・一括の書き出し
写真を複数選択して右クリックの「キューに追加」を選択。
「キュー」の画面でスイッチをオンにするとフォルダー内の「converted」フォルダー内に
現像後のファイルが書き出しされるようにしています。
【レタッチ】
ここまでの現像がAdobe Lightroomに該当するのであれば
ここはAdobe Photoshopでやる世界でしょうか。
現像した写真で気になるところをオープンソースの「GIMP」で修正します。
基本的には昔のPhotoshopで行えたようなレタッチはできるはずです。
作業方法もネットに大量のノウハウがあるので割愛します。
私はレイヤー編集やガウスぼかし、コピースタンプなど基本的な機能しか使いません。
GIMPでもプラグインでフィルムシミュレーションなど行えるようですが、RawTherapeeの方が高度だと思います。
保存、書き出したデータはJPEGで個別フォルダー内の別フォルダーに保存します。
(私はスクリプト内で作成したdpp\gimpというフォルダーに移動しています)
【リサイズ】
デジタル一眼カメラの高解像度ファイルをWeb媒体向けに低解像度にリサイズします。
TwitterやInstagram、ブログなど投稿するメディアに適した解像度(長辺が2048や2560px程度)にリサイズします。
また、すかしを入れる、連番や日付を入れるといった処理も同時に行います。
「Ralpha」という昔からあるフリーソフトが便利なので、それを使っています。
ドラッグしてボタンを押せば「resize」フォルダー内にリサイズ後のファイルが作成されます。
【投稿】
リサイズした写真をWebに投稿します。
以上
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