先日、高知市の山奥の土地を買いたいと言う人からその土地の名義人の相続人調査を頼まれまして、私なりに調査を尽くしましたがうまくいきませんでした。

その土地は昭和4年に売買でAさん名義になっていました。昭和4年ということは1929年、今から95年前です。

Aさんはすでにこの世にいないことは明白なので、登記情報記載の住所周辺の住人にAさんやAさんの親族について聞き取り調査をしました。

住人の1人、Bさんはこの集落に生まれてからずっと住む80代のお年寄りでしたが、Aさんのことを知りませんでした。

かつての住人の1人、80代のCさんの連絡先を別の住人から教えてもらいAさんのことを聞いてみましたが、この方も知らないということでした。

他の何人かの住人にも当たってみましたが、結局、AさんやAさんの親族に繋がる情報が何もつかめないまま調査終了となってしまいました。

やっぱりねぇ、相続登記はしておいたほうがいいですねぇ。誰も見向きもしない土地にいつか陽の目が当たる日が来るかもしれませんので。