●前回の話しはこちら ⇒ わたしの出産レポート⑤
9月29日(日)午前5時27分。
ついにお腹の赤ちゃんとご対面。
所要時間は約14時間30分。
分娩室に入ってからは約40分のスピード出産だ。(初産で1~2時間が平均らしい)
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「男の子だよ」とマリアが教えてくれた。
身長48.2cm、体重3015gの男の子だった。
39週の検診で2500gと言われていた体重は500gも上回っており安心した。
マリアは「やはり進みが早かったので子宮口7cmの段階で分娩室に移動したのが良かった。」と3回位つぶやいていた。自分の采配に感動したのであろう。
しかし本当にあの段階で移動させてくれてよかった。マリアに感謝だ。
そして私の胸に運ばれてきた息子は、抱っこしてすぐオッパイを探して口をチュパチュパと動かしていた。カワイイ。癒される。
エコ―でしか見たことなかった我が子の顔はガッツ石松だった。
ガッツだ~っと自然と笑みがこぼれた。
(産後に新生児室で赤ちゃんをみたら全員ガッツだった。髪がフサフサしたガッツ、少し面長のガッツなど違いはあれど全員ガッツなんだなと実感(笑))
赤ちゃん誕生時、涙もろい私たち夫婦は号泣するだろうと思っていたが、痛みからの解放で放心状態だった。
感動というよりもマラソン大会でゴールしたあとのような清々しく、ホッとした気持ちでいっぱいで涙は一滴も出なかった。
それでもすごく嬉しかったのは覚えている。
やっと会えた。
赤ちゃんを抱っこしていたのは時間にして2,3分だっただろうか、感動の対面を果たしたあと赤ちゃんは足に名前札をつけられ計測&お風呂のため別室へ移動。
そしてついに先生が椅子から腰をあげ、私の元へやってきた。
さて、次は胎盤などお腹に残ったものを取り出すらしい。
自然に出てくるのを待つのかと思いきや、先生は何やら銀色の大きなスコップ上のものをとりだし、それを私の股へ突っ込みグリグリと動かしだした。
これが地味に痛い。
グリグリされて5分後位にニュルンと胎盤とへその緒が出てきた。
出産よりこちらの方が「何か出た!」という爽快さがあった。
(この時出た胎盤とへその緒は見てみたいとバースプランに書いてあったので見せてもらった。
世界一周旅行の時に生々しい肉屋の光景をたくさん見てきたからか胎盤もへその緒も全然気持ち悪くなかった。
胎盤はステーキサイズのレバーのようで食べる人がいるというのもなんとなくうなづける。
へその緒は白く思いのほか綺麗だった。)
胎盤とへその緒が出た後も残っているものがないか、再び先生は銀色のスコップでグリグリしはじめた。
陣痛・出産に比べればたいした痛みではないのだがすごく不快な痛みだった。
そしてそのあと会陰に麻酔をされ縫合。これも地味にチクチク痛い。
私の会陰は下だけではなく、上下左右全て切れたらしい。
こちらの産院は会陰切開は極力せずに自然に伸びるのを待つ方針だ。
そのため妊娠中お風呂上りに会陰にオリーブオイルを塗って柔らかくしておく必要があった。
毎日欠かさずおこなったのにこれだ。
しかも私も上まで裂けるとは思わないのでそこまでケアしていない。
どうりで大発狂大暴れで3人がかりで抑えつけられるくらい痛かったわけだよ。
2人目を産むことがあったら自然に会陰が広がるのを待たず切ってもらいたいなと思った。
縫合が終わると先生は「お疲れ様でした」と一言だけいい去っていった。
このあとは2時間ばかり分娩室で休息タイム。
少しだけ寝ることができた。マサも椅子に座りながら寝ていた。
数時間後、入院生活を送る個室へ移動、そして朝食。
食事の時椅子に座るのが相当つらい。円座クッション様様だった。
マサは徹夜での戦いに疲れきっておりベッドですぐに眠りについた。
私は昼過ぎまで全く眠れなかった。
友達が出産当日に出産報告のメールを送ってくる理由がわかった。
体は疲れているのだが眠れないのだ。興奮しているとよく言うが遠足前のワクワク感のような興奮とは違い、興奮しているのか自分ではわからないけれど眠れないのだ。
昼食後は少し眠ることができた。
そのあと15時頃、実家と義実家の両親が30分だけお見舞いに来てくれた。
そのあともベッドでゴロゴロして過ごす。
この日、マサは面会時間の最終20時までいてくれた。
そして「りか、本当にありがとう。お疲れ様」と言ってくれた。
この時、二人ともはじめて涙をながした。
ようやく大仕事を終えた実感が沸いたのだ。
これからパパとママになる私たち。
以前のような自由な時間はなくなるだろう。
ある意味ここからが本当の戦いがスタートするのかもしれない。
でも、得るものもたくさんあるはずだ。
ありきたりの言葉だが愛情あふれる温かい家庭にしていきたい。
100点満点の母親にはなれないだろう。怒ったりイライラしたりもするだろう。
でもいっぱいいっぱい我が子を愛してあげたい。
小さい頃からの私の夢は「温かい家庭を築くこと」だった。
マサと結婚した時点でその夢は叶ったように思えた。すごく幸せな結婚生活だったからだ。
その後、私の家族にくぅが仲間入りしもっと幸せになった。
そして今、私とマサ、2人の血を受け継いだ息子が誕生した。
これからもっともっと幸せを感じるであろう予感がした。
私にとって妊娠・出産は思いのほか精神的にも肉体的にも辛いものだった。
でも産んでよかった。
今も子育て真っ最中。
可愛い・・・けど眠い。可愛い・・・けど辛い。と思う時間も多い。
でも幸せな時間がそれに勝るのだ。
我が子の寝顔に癒される時。
くぅと我が子のツーショットに癒される時。
我が子が顔真っ赤にしてふんばる時。
新生児微笑に思わずこちらもニヤッとなってしまう時。
マサや家族の協力に感謝する時。
マサの「幸せだね」、「可愛いね」の一言にホンワカした気持ちになる時。
日常のちょっとしたことで「あぁ、幸せだな」と思える。
大変だけど頑張ろうと思える。
ママ1年生の私だがこれからも試行錯誤しながら頑張っていきたい。
そして、このブログではこれからは私の子育てレポートを書き綴っていくであろう。
わたしの出産レポートはここでおしまい。
またいつか書く日がやってくるかな
完
最後まで読んでくださった方々、ありがとうございます。
これから出産予定の方、頑張って下さいね。応援しています。
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