埼玉県臨時教職員制度の改善をすすめる会 総会をおこないました

 



2026年3月28日、臨時教員5名、県議会議員、市議会議員も含む18名の参加で、埼玉県臨時教職員制度の改善をすすめる会第24回総会をおこないました。


議案書を使っての活動報告と意見交流をおこない、臨時教職員制度の現状についての認識を深めました。


報告や参加者からのご意見では、採用時の差別的対応、職場でのパワハラなど、臨時教員であるという弱い立場につけ込んだ事例がいまだになくならないという実態が報告されました。


介護等の関係で職場を他の自治体に移そうと、他の自治体に応募するも年齢を伝えた途端に任用を断られてしまった10年以上も経験のある臨時教員、これまでの経験がまったく評価されず極めて失礼な対応を受けた臨時教員、医師から「酸素ボンベは日常的に必須」と言われたが、校長からは「見栄えがよくないから授業には持って行かないでください。」と言われ、医師の診断書を無視した勤務を強制されたことにより公務災害を申請せざるを得なくなってしまった臨時教員(この方は最近、公務災害申請が「学校の過労やストレスが原因」として一部認められました。)など、深刻な実態が報告されました。


さらに、当日参加された臨時教員の方からは、隣のクラスの担任による子どもたちへの暴力的な対応やご自身への怒号や罵声をともなう「助言」について何度も管理職に伝えるも改善されず、自分の心を守ために病休を取得するまでに追い込まれたという話も聞きました。その方はその後気持ちをたて直し、3月学期末までの任期は全うできましたが、4月からの任用はなかったとのことでした。(現在すすめる会では、雇用を獲得するための行動を、みんなで相談しすすめています。)


これらはやはり、臨時教員の立場の弱さに起因していると言わざるを得ません。臨時教員としての任用時はもとより、採用選考試験においても、臨時教員としての経験を正当に評価しているとはとても言えないのが実情です。


また、採用試験については、①障害者差別は許されないということで立ち上がった臨時教員の2次試験の面接における面接官の所見欄の開示を求める闘い、②長期臨時教員の経験を尊重した採用を求める闘い、③2次の論文試験で今年から初めて「論文試験の基準の解説」が県教委から出されたこと、などの報告がありました。


意見交流の中では、会計年度任用職員の制度改善運動との連携、臨時教職員問題を埼玉県知事に伝えるための活動、司法の場の活用や議員との連携などについての意見もいただきました。


総会は、来期も任用や採用における差別的対応や職場でのパワハラを許さず活動していくことを方針として決議し、終了しました。




事務局